千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科では、赤く腫れた炎症性ニキビ・しこりニキビ・ケロイド状ニキビ跡に対するニキビ注射(ステロイド局所注射)を自費診療として開始しました。ケナコルト(トリアムシノロン)の出荷調整・供給中止に伴い、当院では代替薬であるデポ・メドロール水懸注(メチルプレドニゾロン酢酸エステル)を使用しています。注射後、当日〜翌日には腫れと痛みが軽減し、1〜2週間でしこりが縮小していくのが特徴です。
ニキビ注射とは?
ニキビ注射とは、強い炎症を起こした赤ニキビやしこりニキビ、ケロイド状になったニキビ跡に対して、ステロイドを局所注射する治療です。抗炎症作用により、急性期の赤み・腫れ・痛みを速やかに鎮め、しこり化を防いだり、すでに出来てしまったしこり・ケロイドを縮小させたりする目的で行います。
従来はケナコルト(トリアムシノロンアセトニド)が広く使われていましたが、2025年以降の出荷調整・供給中止により入手が困難となっています。当院では代替として、同じ持続型局所ステロイドであるデポ・メドロール水懸注を採用しています。
なぜデポ・メドロールなのか?(ケナコルト代替)
デポ・メドロール(メチルプレドニゾロン酢酸エステル)は、ケナコルトと同様に「持続型」の局所ステロイド注射薬です。注射部位にとどまり、ゆっくり溶け出すことで数週間にわたって抗炎症作用を発揮します。
- 同等の抗炎症作用:メチルプレドニゾロン酢酸エステルとトリアムシノロンアセトニドは、いずれも合成副腎皮質ステロイドで、局所注射時の抗炎症作用はほぼ同等です。
- 持続時間:注射1回で数週間程度の作用が持続します。
- 規格:当院ではデポ・メドロール水懸注 20mg/1mL・40mg/1mL を必要量に応じて希釈し、病変部に局所注射します。
- 適応外使用・自費診療:日本国内で「尋常性ざ瘡(ニキビ)」への局所ステロイド注射は保険適応外のため、本治療は自費診療となります。
※ デポ・メドロールも一時的に流通制限がかかる可能性はありますが、当院では代替薬の確保ルートを複数持ち、施術可能な状態を維持しています。
こんなお悩みのある方へ
- 大事な日(結婚式・面接・撮影・出張)の直前に大きな赤ニキビが出来てしまった
- 数ヶ月〜数年治らない、しこり化した固いニキビがある
- 内服薬・外用薬で改善しない頑固な炎症性ニキビ
- 盛り上がってケロイド状になったニキビ跡(特に胸・背中・あご・フェイスライン)
- ケロイド体質で、ニキビが治ってもしこりが残りやすい
- イソトレチノイン内服中に出来た「アクネフレア」の急性炎症を早く落ち着かせたい
効果の経過(目安)
| 時期 | 変化 |
|---|---|
| 注射当日〜翌日 | 赤み・腫れ・熱感が軽減 |
| 3〜7日後 | 痛みがほぼ消失、見た目の赤みもさらに軽減 |
| 1〜2週間後 | しこり(硬結)が柔らかくなり、縮小 |
| 2〜4週間後 | 抗炎症作用がフェードアウト、必要に応じて追加治療を検討 |
※ 効果には個人差があり、すべての方に同様の経過を保証するものではありません。
副作用・デメリット
局所ステロイド注射には以下のような副作用が知られています。当院では適切な濃度・量の調整により、頻度を最小限に抑えるよう努めています。
- 皮膚陥凹(凹み):注射部位の皮下組織が萎縮し、凹みが残ることがあります。最も注意すべき副作用です。低濃度・少量での施術により予防に努めています。
- 皮膚萎縮:皮膚が薄くなり、毛細血管が透けて見えることがあります。
- 色素脱失(白抜け):注射部位の色素が抜け、白く見えることがあります。
- 毛細血管拡張:注射部位に細い血管が浮き出ることがあります。
- 注射時の痛み:細い針でも、注射時に一時的なチクッとした痛みがあります。
- 稀に感染・出血:清潔操作で行いますが、ゼロにはできません。
これらの副作用は、ステロイドの濃度・量・注射回数に依存します。当院では症状・部位に応じて適切な希釈と注入量を判断し、副作用リスクを最小限に抑えます。
施術の流れ
- 診察:医師がニキビ・しこりの状態を診察し、注射の適応を判断します。
- 同意:効果・副作用・料金についてご説明し、ご同意いただきます。
- 消毒:注射部位を清潔に消毒します。
- 注射:30G〜33Gの細い針を用い、デポ・メドロールを病変部に少量注射します(1箇所あたり数秒)。
- 経過観察:施術後、すぐに帰宅可能です。当日からお化粧・洗顔・シャワーも可能です。
ニキビ注射の料金表(消費税込)
| 項目 | 料金 |
|---|---|
| 診察料 | 1,100円 |
| ニキビ注射(1cm²まで) | 3,300円 |
| 追加(2cm²以降、1cm²ごと) | +1,100円 |
例:3cm²の範囲に施術 → 3,300円 +(1,100円×2)= 5,500円(+診察料 1,100円)
※ 同一部位の施術間隔は28日以上空けてください(皮膚陥凹リスク低減のため)。
※ ケロイド状ニキビ跡への注射も同じ料金体系で対応します。
保険適用について
当院のニキビ注射(デポ・メドロール)は自費診療(適応外使用)です。日本国内では、ニキビ(尋常性ざ瘡)への局所ステロイド注射は保険適応されていないため、保険診療では行えません。
ケロイドへのステロイド局所注射は医学的には保険適応のある治療ですが、当院では即日対応・自由な薬剤選択・確実な薬剤確保のため、自費診療メニューとしてご提供しています。
他のニキビ治療との比較
| 治療 | 主な対象 | 効果実感 | 当院対応 |
|---|---|---|---|
| ニキビ注射(デポ・メドロール) | 急性の炎症性ニキビ・しこり・ケロイド | 当日〜翌日 | 千里中央院 |
| イソトレチノイン | 重症・難治性ニキビ(全顔) | 1〜3ヶ月 | 千里中央院 |
| アビクリア | 中等症〜重症ニキビ(皮脂腺) | 2〜3ヶ月 | 千里中央・みのお |
| 外用薬(ベピオ・ディフェリン) | 軽症〜中等症の予防・治療 | 2〜4週間 | 3院共通 |
よくあるご質問
Q. 当日施術はできますか?
A. 医師の診察で適応と判断され、薬剤の在庫があれば初診当日に施術可能です。お時間に余裕を持ってご来院ください。
Q. 痛みはどの程度ですか?
A. 30G〜33Gの細い針を使用し、1箇所あたり数秒で終わります。注射時に一時的なチクッとした痛みがありますが、麻酔は通常使用しません。
Q. 何回くらい必要ですか?
A. 急性の赤ニキビは1回で治まることが多いです。長期間存在するしこり・ケロイドは、4週間隔で複数回必要なことがあります。
Q. ケナコルトとの違いは?
A. ケナコルト(トリアムシノロン)が出荷調整・供給中止のため、代替薬として国内外で広く使用されているデポ・メドロール(メチルプレドニゾロン酢酸エステル)を採用しています。両者は同じ持続型局所ステロイドで、抗炎症作用の強さもほぼ同等です。
Q. 施術間隔はどれくらい空けますか?
A. 同一部位は28日以上空けてください。短期間に同じ部位へ複数回注射すると、皮膚陥凹のリスクが高まります。
Q. 顔以外の部位も可能ですか?
A. 可能です。胸・背中・あごのケロイド状ニキビ跡にも対応しています。
Q. 妊娠中・授乳中でも受けられますか?
A. 局所注射のため全身への影響は限定的ですが、念のため妊娠中・授乳中の方は施術前にご相談ください。
Q. 子どもも受けられますか?
A. 中学生以上であれば、保護者同伴で相談可能です。
千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科
本治療は、まずは千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科のみでの対応となります。
- 最寄駅:北大阪急行・大阪モノレール「千里中央」駅 徒歩約5分
- 住所:大阪府豊中市新千里東町
※ 江坂駅前花ふさ皮ふ科・みのお花ふさ皮ふ科での対応については、開始準備が整い次第ご案内いたします。
まとめ
ニキビ注射(デポ・メドロール)は、即効性を必要とする炎症性ニキビ、しこりニキビ、ケロイド状ニキビ跡に対する有効な治療選択肢です。ケナコルトの供給中止後も、当院では代替薬としてデポ・メドロールを用い、確実に施術を提供しています。皮膚科専門医による診察のもと、適切な濃度・量で安全に施術しますので、お悩みの方はお気軽にご相談ください。







