「ピコフラクショナルとピコトーニング、何が違うの?」とお悩みではありませんか。同じピコ秒レーザーでも、照射方法と狙う層が異なるため、適応症状もはっきり分かれます。本記事では、皮膚科専門医の視点から両者の違い、ピコスポットも含めた3種類の使い分け、併用治療の考え方まで解説します。大阪・豊中の千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科の料金もあわせてご案内します。

こんなお悩みはありませんか?

  • どれを選べばいいか分からない
  • 全部受けたほうが効果ある?
  • 値段の差は妥当?
  • 症状別の選び方が知りたい

結論:照射方法が違えば、得意な悩みも違います

ピコフラクショナルは「点状の高出力照射」で真皮にマイクロ刺激を与え、コラーゲン・エラスチン産生を促す治療です。ニキビ跡や毛穴、ハリ不足が得意分野です。一方、ピコトーニングは「面状の低出力拡散照射」でメラニンを穏やかに分解し、シミ・くすみ・肝斑の改善を狙います。さらに濃いシミに対しては、局所高出力のピコスポットが選択されます。「どれが優れているか」ではなく、悩みに合わせて選び分けることが結果への近道です。

ピコフラクショナルとは?基礎を簡単に

ピコフラクショナルとは、ピコ秒レーザーをフォーカスレンズアレイというレンズに通し、点状に集光させて照射する治療です。当院ではピコシュアプロ(PicoSure Pro/米国Cynosure社製)にFOCUS Lens Arrayを装着して使用します。755nmアレキサンドライト波長のピコ秒パルスが、真皮内でLIOB(光誘起バブル)と呼ばれる微小な空胞を発生させ、周辺組織の創傷治癒反応を介してコラーゲンやエラスチンの産生を促します。表皮へのダメージが比較的少なく、ダウンタイムを抑えながら肌のリモデリングを狙える点が特徴です。

ピコシュアプロの取り扱いについて

当院で使用するピコシュアプロは未承認医療機器です。米国Cynosure社より医師の責任において輸入し使用しています。国内では同種のピコ秒レーザー機器で薬機法承認を受けているものもあります。ピコシュアプロは米国FDAの認可を取得しており、重大な副作用の報告は限定的とされていますが、効果やダウンタイムには個人差があります。

ピコトーニングとは?フラクショナルとの違い

ピコトーニングは、ピコ秒レーザーを低出力かつ広いスポットで「面」に拡散照射する治療です。メラニン色素を選択的に振動させて細かく分解し、ターンオーバーで排出させることで、シミ・くすみ・肝斑の改善を目指します。

照射方法の違い

  • ピコフラクショナル:点状・高出力・真皮深部まで到達/コラーゲン産生主体
  • ピコトーニング:面状・低出力・表皮〜浅い真皮/メラニン分解主体

得意な悩みの違い

  • ピコフラクショナル:ニキビ跡(クレーター)、毛穴の開き、肌のハリ・小じわ、肌質改善
  • ピコトーニング:シミ、肝斑、くすみ、色ムラ

ダウンタイムの違い

ピコフラクショナルは直後に赤みや軽い熱感が出やすく、半日〜1日程度で落ち着くことが多いです。ピコトーニングはほぼメイク直後可能で、ダウンタイムが少ない点が特徴です。

ピコスポットも加えた3つの違い|症状別の選び方

「ピコフラクショナルとピコスポットの違い」もよく質問をいただきます。3者の使い分けを症状別にまとめます。

濃いシミ・老人性色素斑には「ピコスポット」

境界がはっきりした濃いシミには、局所に高出力で当てるピコスポットが第一選択になります。1回で改善が期待でき、かさぶたが取れた後にトーンが整います。

薄いシミ・くすみ・肝斑には「ピコトーニング」

広く薄いシミや肝斑には、低出力で複数回照射するピコトーニングが向きます。肝斑は刺激で悪化することがあるため、出力調整の経験が重要です。

ニキビ跡・毛穴・ハリには「ピコフラクショナル」

クレーター状のニキビ跡、毛穴の開き、肌のハリ低下には、コラーゲン産生を狙えるピコフラクショナルが適しています。シミ取りではなく「肌質そのものを整える」治療と捉えるとイメージしやすいでしょう。ピコフラクショナルの詳細は当院のピコフラクショナル治療ページ(/treatment/picofractional/)でもご案内しています。

全部受けたほうが効果ある?併用治療の考え方

結論として、悩みが複数ある方には併用が有効です。ただし「全部やればよい」のではなく、優先順位と順序が大切です。

よくある併用パターン

  1. 濃いシミがある場合:ピコスポット → 数週間後にピコトーニング・ピコフラクショナルへ移行
  2. シミ+ニキビ跡:ピコトーニングとピコフラクショナルを同日または交互に
  3. 肝斑+毛穴:ピコトーニングを優先し、安定後にピコフラクショナルを追加

同日併用は可能か

ピコトーニングとピコフラクショナルは同日施術が可能なケースが多く、効率的です。ただし肌の状態によっては日を分けたほうが安全な場合もあります。診察で個別に判断します。

値段の差は妥当?当院のピコフラクショナル料金

当院のピコフラクショナル(PicoSure Pro+FOCUS Lens Array/全顔)の料金は以下のとおりです(税込)。

  • 初回トライアル:33,000円
  • 1回:41,250円
  • 3回コース:110,000円
  • 診察料:1,100円

ピコトーニングはメラニン分解が主目的で1回あたりの料金が抑えめ、ピコフラクショナルは真皮へのリモデリング効果を狙うためフォーカスレンズアレイを用いる分、価格に差が出ます。「シミだけ取りたい」のか「肌質を底上げしたい」のかで、費用対効果の感じ方は変わります。

大阪・豊中で受けるなら|千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科

千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科は、大阪府豊中市新千里東町(千里中央エリア)にある皮膚科専門医のクリニックです。保険診療で培った診断力を活かし、ピコフラクショナル・ピコトーニング・ピコスポットの3つを症状に応じて使い分けます。

「シミなのかニキビ跡なのか自分で判断できない」「肝斑が混在しているかもしれない」といったケースでも、まず正確に診断したうえで治療プランをご提案します。北大阪急行・大阪モノレール千里中央駅から徒歩圏でお越しいただけます。詳しくは当院のピコフラクショナル治療ページ(/treatment/picofractional/)をご覧ください。

よくある質問(FAQ)

Q1. ピコフラクショナルとピコトーニング、初めてならどちらから?

悩みによります。シミ・くすみが主訴ならピコトーニング、ニキビ跡や毛穴が主訴ならピコフラクショナルから始めるのが一般的です。診察で最適な順序をご提案します。

Q2. ピコフラクショナルとピコスポットの違いは何ですか?

ピコフラクショナルはレンズで点状に集光し真皮の肌質改善を狙う治療、ピコスポットは濃いシミに局所高出力で照射する治療です。目的が異なります。

Q3. 同日に複数の照射を受けても大丈夫ですか?

ピコトーニングとピコフラクショナルは同日施術が可能なことが多いです。肌の状態により分けることもあり、診察で判断します。

Q4. 肝斑があるのですが、ピコフラクショナルは受けられますか?

肝斑は刺激で悪化することがあるため、まずピコトーニングや内服で安定させてから検討するのが安全です。状態を診たうえでご案内します。

Q5. 効果はどのくらいで実感できますか?

ピコトーニングは複数回で徐々に、ピコフラクショナルはコラーゲン産生が進む数週〜数カ月で変化が現れやすいとされます。個人差があります。

本記事の監修・執筆

花房 崇明(はなふさ たかあき)

理事長・皮膚科専門医/千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・アレルギー専門医

医師プロフィール