ピコフラクショナルは、ピコ秒レーザーに専用レンズを組み合わせ、肌表面を傷つけずに真皮へアプローチする治療です。ダウンタイムは比較的軽く、施術翌日からメイクが可能なケースが大半です。本記事では直後・当日・翌日・3日・1週間の経過を時系列で整理し、メイクや入浴の再開目安まで、皮膚科専門医がくわしく解説します。

こんなお悩みはありませんか?

  • 翌日仕事だが大丈夫?
  • メイクはいつから?
  • かさぶたは出る?
  • イベント前でも受けられる?

結論:ピコフラクショナルのダウンタイムは「赤み数時間〜半日」が中心

ピコフラクショナルのダウンタイムは、施術直後の軽い赤みとほてりが中心で、多くの方が当日〜半日で目立たなくなります。表皮を削らないため、かさぶたが大きく出ることは少なく、翌日からメイクで隠せる程度に落ち着く方が大半です。

洗顔と入浴は当日から可能で、激しい運動は翌日以降が目安です。1週間後にはほぼ普段通りの肌に戻ります。ただし反応の強さには個人差があり、肌質や出力設定で経過は変わります。

ピコフラクショナルのダウンタイムが軽い理由

ピコフラクショナルは、ピコ秒(1兆分の1秒)単位の超短パルスレーザーにFOCUS Lens Arrayという専用レンズを通すことで、表皮を切らずに真皮内へ微細な空胞(LIOB/光誘起バブル)を作り出します。表面を物理的に削る針タイプのフラクショナル治療と異なり、表皮バリアが温存されるためダウンタイムが軽いのが特徴です。

当院で使用するピコシュアプロ(米国Cynosure社製)は未承認医療機器で、米国Cynosure社より医師の責任のもと輸入し使用しています。同種のピコ秒レーザー機器で国内承認を取得しているものもありますが、ピコシュアプロは米国FDAの認可を受けた機器で、海外で広く使用され重大な副作用報告は限定的とされています。ただし反応には個人差があります。

施術直後〜当日:赤み・ほてり・メイク制限

施術直後は頬を中心に赤みとほてりが出ます。日焼け後のようなピリピリ感が数十分〜数時間続くことが多く、冷却すると軽減します。腫れはほとんど出ないか、ごく軽度です。

当日のメイク

当日はメイクを控えていただきます。レーザー直後の肌は刺激に敏感で、こすると炎症後色素沈着のリスクが上がるためです。日焼け止めは低刺激のものをおすすめします。

当日の洗顔・入浴

洗顔は当日からぬるま湯でやさしく可能です。シャワーも問題ありませんが、長湯やサウナ、強いマッサージは避けてください。血流が上がると赤みやほてりがぶり返すことがあります。

翌日:仕事復帰OK、メイクで隠せるレベルに

翌日には赤みの大半が引き、ファンデーションで隠せる程度に落ち着く方がほとんどです。デスクワークや通勤に支障が出ることは通常ありません。翌日からメイクを再開していただけます

翌日に見られる細かな変化

頬や額に、ごく小さな点状の赤みや薄い茶色のドットが見えることがあります。これはLIOB効果による微小な反応で、メイクで十分にカバーできる程度です。無理にこすって落とそうとせず、自然に薄くなるのを待ちます。

かさぶたは出る?

表皮を削らない治療のため、大きなかさぶたは基本的に出ません。ごく稀にざらつきや細かな皮むけが出ることがありますが、数日で自然に脱落します。無理に剥がさないでください。

3日後〜1週間:肌のざらつきが落ち着き、ハリ感が出始める

3日目になると、赤みや点状の反応はほぼ目立たなくなります。一部の方ではこの時期に軽い乾燥や薄い皮むけを感じますが、保湿でケアできる範囲です。

1週間が経つ頃には、外見上のダウンタイムはほぼ消失します。コラーゲン・エラスチンの産生は施術後1〜3か月かけて続くため、毛穴やニキビ跡、ハリ感の変化はゆっくりと現れます。1回で完結する治療ではなく、3〜5回程度の継続が目安です。

運動・飲酒・サウナはいつから?再開タイミングまとめ

結論として、激しい運動・飲酒・サウナ・岩盤浴は施術翌日以降を目安にしてください。当日に体温や血流を強く上げる行為は、赤みやほてりを長引かせる原因になります。

  • 洗顔・シャワー:当日からOK(こすらない)
  • メイク:翌日からOK
  • 軽い運動・入浴(湯船):翌日以降
  • 激しい運動・サウナ・飲酒:翌日以降が目安
  • 日焼け止め:当日から必須
  • ピーリング系スキンケア・レチノール:1週間程度お休み

イベント前に受ける場合のスケジュール目安

結婚式や撮影などのイベント前にピコフラクショナルを検討される場合は、イベントの1〜2週間前までに受けていただくと安心です。直前に受けると、当日に軽い赤みやざらつきが残る可能性があり、メイクのりにも影響することがあります。

ハリ感や毛穴の変化を実感したい場合は、1か月以上前から計画的に複数回受けるのが理想的です。スケジュールに不安がある場合は、診察時にご相談ください。

ダウンタイムを長引かせないための注意点

赤みや色素沈着のリスクを下げるために、以下の点を守ってください。

  1. 施術後1週間は紫外線対策を徹底する(SPF30以上)
  2. こすり洗いや強いマッサージを避ける
  3. 保湿を十分に行い、バリア機能を支える
  4. ピーリング・スクラブ・レチノールは医師の指示に従う
  5. 気になる症状があれば早めに受診する

よくある質問(FAQ)

Q1. ピコフラクショナルの翌日に仕事へ行っても大丈夫ですか?

多くの方は翌日から通常通り出勤されています。赤みは大半が引き、メイクで十分カバーできる程度に落ち着くのが一般的です。ただし反応には個人差があるため、重要な予定の前日は避けると安心です。

Q2. メイクはいつから可能ですか?

原則として施術翌日からメイクを再開いただけます。当日はレーザー直後で肌が敏感なため、こすらないことが大切です。日焼け止めは当日から低刺激のものを使用してください。

Q3. かさぶたや皮むけは出ますか?

表皮を削らない治療のため、目立つかさぶたは通常出ません。ごく細かなざらつきや薄い皮むけが数日続くことがありますが、保湿で対応でき、無理に剥がさなければ跡には残りにくいです。

Q4. 結婚式や撮影の何日前までに受ければよいですか?

1〜2週間前までに受けていただくと、赤みやざらつきが落ち着いた状態で当日を迎えられます。ハリ感やキメの変化を狙うなら、1か月以上前から複数回計画する方法もおすすめです。

Q5. ダウンタイム中にやってはいけないことはありますか?

当日の激しい運動・飲酒・サウナ・長湯、施術後1週間のピーリングや強い摩擦は避けてください。紫外線対策と保湿は色素沈着予防のためにも必須です。

大阪・豊中でピコフラクショナルを受けるなら|千里中央花ふさ皮ふ科

千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科では、皮膚科専門医が肌状態を診察したうえで、ピコシュアプロ+FOCUS Lens Arrayによるピコフラクショナル治療を行っています。ダウンタイムを最小限にしながら、毛穴・ニキビ跡・ハリへアプローチする設定をご提案します。

料金は全顔で初回トライアル33,000円、通常1回41,250円、3回コース110,000円(いずれも税込・別途診察料1,100円)です。施術内容や経過の詳細はピコフラクショナル専用ページ(/treatment/picofractional/)もあわせてご覧ください。大阪・豊中・千里中央エリアでダウンタイムが気になる方は、まずは診察でご相談ください。

なお、当院で使用するピコシュアプロは未承認医療機器であり、米国Cynosure社より輸入し医師の責任のもと使用しています。同種のピコ秒レーザー機器で国内承認を受けているものもあります。米国FDAの認可を受けた機器ですが、効果や反応には個人差があります。施術可否は診察にて判断いたします。詳細は/treatment/picofractional/をご確認ください。

本記事の監修・執筆

花房 崇明(はなふさ たかあき)

理事長・皮膚科専門医/千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・アレルギー専門医

医師プロフィール