ダーマペンとポテンツァはどちらもマイクロニードル系の治療ですが、RF(高周波)の有無や得意とする症状が異なります。結論として、浅〜中等度のクレーターや毛穴・肌質改善はダーマペン、深いクレーターやたるみを伴うケースはポテンツァが候補になりやすいです。当院は3院グループ(千里中央・江坂・みのお)でダーマペン4を導入し、症状・予算・アクセスに応じてご案内します。
こんなお悩みはありませんか?
- ✓ダーマペンとポテンツァどっち?
- ✓クレーターにはどっち?
- ✓値段の差は妥当?
- ✓両方やるべき?
結論:症状の深さとRFの必要性で選び分けます
ダーマペンは極細針で微細な穴をあけ、肌の自己修復力を引き出す治療です。ポテンツァはマイクロニードルに加えRFを照射し、真皮深部まで熱エネルギーを届けます。浅〜中等度のクレーター、毛穴、肌質、色素沈着の改善を中心に検討する場合はダーマペンが選ばれやすいです。一方、深いクレーターや皮膚のたるみ、皮脂腺の活動を抑えたいケースではポテンツァが候補になります。どちらが優れているという話ではなく、症状とご予算で使い分けます。
ダーマペン4とポテンツァの仕組みの違い
両者の最大の違いはRFの有無です。ここを理解すると、対象症状やダウンタイムの差も整理できます。
ダーマペン4の仕組み
ダーマペン4はオーストラリアEquipmed社製のマイクロニードル機器です。16本の極細針(直径0.2mm)が最大3.0mm深度まで毎秒1,920回振動し、肌に微細な創傷を作ります。創傷治癒過程でコラーゲンやエラスチンの産生が促され、肌質改善やクレーターの底上げが期待できます。
ポテンツァの仕組み
ポテンツァはマイクロニードルで針を刺した後、針先からRF(高周波)を照射する複合機器です。針が物理的刺激を、RFが熱凝固による真皮リモデリングを担います。針の本数や深さ、RFの出力は症状に応じて細かく調整できます。
「針+熱」か「針のみ」かが本質
ダーマペンは針による物理刺激のみ、ポテンツァは針+熱で作用します。熱を加えるぶんポテンツァは深い瘢痕やたるみに強い反面、価格が上がり熱由来のダウンタイムも生じやすくなります。
対象症状の比較:クレーター・毛穴・たるみ・色素沈着
結論として、症状の「深さ」と「種類」で向き不向きが分かれます。表現的なマトリクスでご紹介します。
- 浅いローリング型クレーター・毛穴開大:ダーマペン向き。複数回の継続でなめらかさを狙います。
- 中等度ボックス型クレーター:ダーマペン、もしくはポテンツァ。深さに応じて使い分けます。
- 深いボックス・アイスピック型:ポテンツァ、サブシジョン、TCAクロスが候補です。
- たるみ毛穴・皮膚のゆるみ:RFを併せ持つポテンツァが向きます。
- 炎症後色素沈着・赤み:ダーマペン+レチナールアクティブなど薬剤併用が有効です。
- 活動性ニキビ・皮脂分泌過多:ポテンツァのドラッグデリバリーや皮脂腺アプローチが選ばれることがあります。
深いアイスピック型はTCAクロス、深いボックス型はサブシジョンとの併用、肌全体の質感改善はピコフラクショナル、重度の凹凸はCO2フラクショナルなど、ダーマペン・ポテンツァ以外の選択肢も組み合わせます。
ダウンタイムと痛みの違い
結論として、一般的にダーマペンのほうがダウンタイムは軽い傾向にあります。
ダーマペン4のダウンタイム
施術直後は赤みと軽い腫れが出ます。多くの方で2〜3日ほどで赤みが落ち着き、軽い皮むけが数日続きます。クリーム麻酔を30分塗布することで痛みを軽減します。
ポテンツァのダウンタイム
RFの熱が加わるため、赤みや腫れが数日続くことがあります。深く強めに照射するほど回復に時間がかかります。痛みは設定により変動し、ダーマペンより強く感じる方もいます。
価格の違いと「妥当性」の考え方
結論として、ポテンツァのほうが1回あたりの費用は高くなる傾向です。理由は機器コスト、RFチップなどの消耗品費、施術時間の長さにあります。
当院千里中央花ふさ皮ふ科のダーマペン4料金は、全顔1回30,250円(初回トライアル24,200円)、5回121,000円です。レチナールアクティブを併用する場合は1回35,090円、5回140,360円。両頬のみは1回20,570円、5回82,280円となります。みのお花ふさ皮ふ科でも導入しており、ニキビ跡・肌改善で1回34,650円(トライアル26,400円)、5回132,000円、毛穴・黒ずみコースは1回35,090円、5回140,360円です。
ポテンツァは一般に1回5万〜10万円台が目安となるクリニックが多く、深い瘢痕やたるみが主訴で、回数を抑えたい方には費用対効果が見合うこともあります。浅い症状中心であれば、ダーマペンを複数回行うほうが総額を抑えやすい場合があります。
「両方やるべき?」併用と順序の考え方
結論として、症状が複合的な場合は併用も選択肢になります。深いクレーターにポテンツァで土台を整え、その後ダーマペンで肌質を仕上げる流れや、サブシジョンで瘢痕を物理的に剥離してからダーマペンで補修する組み合わせも検討されます。
ただし、同日に複数の侵襲的施術を重ねるとダウンタイムや感染リスクが上がります。数週間〜1か月の間隔を空け、皮膚の回復を確認しながら計画することが原則です。診察で症状の深さ・部位・生活スケジュールを踏まえてご提案します。
セルフダーマペンの危険性
インターネットで個人輸入された類似機器を自宅で使用する例がありますが、深度設定や衛生管理、麻酔の不適切さから、感染・瘢痕・色素沈着の悪化など重大な皮膚トラブルにつながる恐れがあります。マイクロニードル治療は医療機関での実施を推奨します。
ダーマペン4の承認状況に関する開示
当院で使用するダーマペン4について、4点開示します。
- 国内未承認医療機器:ダーマペン4は日本国内で薬機法上の承認を受けていません。
- 入手経路:Equipmed社の国内正規代理店を経由して輸入しています。
- 国内承認機器の有無:同種のマイクロニードル機器で国内承認を受けているものは限定的です。
- 諸外国における安全性:米国FDAおよびオーストラリアTGAの承認を受け、世界的に広く使用されています。重大な副作用の報告は限定的とされていますが、効果や副作用には個人差があります。
FAQ|ダーマペンとポテンツァのよくあるご質問
Q1. クレーター治療ならどちらを選ぶべきですか?
浅い〜中等度であればダーマペン、深いボックス型・アイスピック型ではポテンツァやサブシジョン・TCAクロスの併用が候補になります。診察で凹みの形状と深さを評価してご提案します。
Q3. ダーマペンとポテンツァは同じ日にできますか?
同日施術は皮膚への負担が大きく、原則おすすめしません。数週間以上の間隔を空け、回復を確認しながら順序立てて行います。
Q3. ダウンタイム中にメイクはできますか?
ダーマペンは翌日からメイク可能なことが多く、ポテンツァも条件次第で翌日から可能です。施術当日のメイクは避けていただきます。
Q4. 何回くらいで効果を実感できますか?
肌質改善は3〜5回、クレーター改善はさらに回数が必要なことがあります。1か月前後の間隔で継続し、経過を診察で確認します。効果には個人差があります。
Q5. 妊娠中・授乳中でも受けられますか?
妊娠中・授乳中の方は施術をお控えいただきます。麻酔クリームや併用薬剤の安全性が確立していないためです。
大阪・北摂で受けるなら|花ふさ皮ふ科グループ3院
花ふさ皮ふ科グループでは、千里中央・江坂・みのおの3院いずれでもダーマペン4を導入しています。症状・ご予算・通いやすさで院をお選びいただけます。
千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科は北大阪急行・大阪モノレール千里中央駅から徒歩約5分。本記事で扱ったダーマペン4のフルメニュー(全顔・両頬・レチナールアクティブ併用)を取り揃え、初回トライアル24,200円からお試しいただけます。詳細は「hanafusa-hifuka-beauty.com/treatment/dermapen/」をご覧ください。
江坂駅前花ふさ皮ふ科は御堂筋線江坂駅直結エリアで、ダーマペン4をニキビ跡治療メニューの一環として提供しています。江坂はダーマペン専用ページがないため、ニキビ跡治療ページ内でご案内しています。みのお花ふさ皮ふ科は北大阪急行みのお萱野駅近くで、ダーマペン4に加えウーバーピールやCLRローションなど併用薬剤の選択肢があります。
ポテンツァを含むRF系治療や、サブシジョン・TCAクロス・ピコフラクショナル・CO2フラクショナルとの比較が必要な場合も、診察で症状を評価したうえで適切な選択肢をご説明します。「ダーマペンで足りるのか」「ポテンツァが必要か」迷う段階からご相談ください。
本記事の監修・執筆
花房 崇明(はなふさ たかあき)
理事長・皮膚科専門医/千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科(江坂駅前花ふさ皮ふ科・みのお花ふさ皮ふ科を含む花ふさ皮ふ科グループ)
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医







