「アビクリアとダーマペンって何が違うの?」「ニキビ跡には結局どれが正解?」というご質問を、近畿全域や西日本のニキビ患者さまから多くいただきます。結論からお伝えすると、4機器はすべて役割が異なり、症状ごとに第一選択が変わります。本記事では千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科およびみのお花ふさ皮ふ科で提供する4機器を、皮膚科専門医が中立に整理します。

こんなお悩みはありませんか?

  • どれが自分に合う?
  • 全部やる必要ある?
  • 順番は?
  • 組み合わせ方

結論:4機器は「悩み別の役割分担」で考える

アビクリアは皮脂腺そのものに作用し、活動性ニキビ・脂性肌・再発予防の3軸で主役を担います。ダーマペンはニキビ跡の凹み(クレーター)の第一選択、ピコトーニングは茶色い色素沈着(PIH)の第一選択、BBL/M22などの光治療はニキビ+赤み(PIE)の第一選択です。「全部やる」必要はなく、ご自身のお悩みに応じて1〜2機器を組み合わせるのが現実的です。

アビクリアの仕組みと4機器の中での位置づけ

アビクリアは1726nmという皮脂腺に選択吸収される波長のレーザーを用い、皮脂腺を選択的に温熱凝固します。これにより皮脂分泌そのものを長期的にダウンさせ、ニキビが発生しにくい肌環境をつくります。標準は月1回×3回コースです。

一方、ダーマペン・ピコトーニング・BBL/M22は「すでに残ってしまったニキビ跡」や「赤み」に対する治療で、皮脂腺へのアプローチはほぼ行いません。つまりアビクリアは「これからのニキビ予防」、他3機器は「過去のニキビ跡の修復」という役割分担です。

症状別の選び方マトリクス

以下に、よくあるお悩みごとの第一選択をまとめます。

  • 活動性ニキビ(今出ている赤ニキビ・膿ニキビ):アビクリア◎/BBL・M22○/ダーマペン×/ピコトーニング×
  • 皮脂腺過剰・脂性肌・テカリ:アビクリア◎(第一選択)/BBL・M22○/ダーマペン×/ピコトーニング×
  • ニキビ予防・再発防止:アビクリア◎/BBL・M22○/ダーマペン×/ピコトーニング×
  • ニキビ跡の凹み(クレーター):ダーマペン◎(第一選択)/他は×
  • ニキビ跡の茶色(PIH・色素沈着):ピコトーニング◎(第一選択)/BBL・M22△/他は×
  • ニキビ跡の赤み(PIE):BBL・M22◎(第一選択)/他は×

当院では、千里中央花ふさ皮ふ科でBBL(Sciton社)、みのお花ふさ皮ふ科でM22(Lumenis社)の光治療機器を採用しています。どちらも赤み(PIE)と活動性ニキビへの補完的アプローチに用います。アビクリアは千里中央・みのおの2院に導入、江坂駅前花ふさ皮ふ科は未導入です。

アビクリアとダーマペンの違い:最も検索される比較

結論として、両者は「今のニキビ」か「過去の凹み」かで明確に役割が分かれます。アビクリアは皮脂腺をターゲットにする1726nmレーザーで、今の活動性ニキビの鎮静と将来の予防が目的です。ダーマペンは極細針で真皮にマイクロな創傷を作り、コラーゲン生成を促してクレーター状の凹みを底上げする治療です。

そのため「ニキビが今もポツポツ出る+クレーターも気になる」という方は、まずアビクリアで活動性ニキビを鎮静させ、新規ニキビが出にくくなった段階でダーマペンに移行する順序が合理的です。順序を逆にすると、ダーマペン治療中に新しいニキビが発生し効率が落ちやすくなります。

アビクリアとピコトーニング・BBL/M22の違い

ピコトーニングはピコ秒レーザーで低出力ショットを面状に照射し、メラニンを少しずつ分解する治療で、ニキビ跡の茶色いシミ(PIH)に第一選択となります。BBL/M22は広帯域の光(IPL系)で、赤みの原因である毛細血管拡張と、ニキビ菌・皮脂腺の一部にも作用します。

アビクリアと比較すると、ピコトーニングは「色素」、BBL/M22は「赤み+補完的なニキビ対策」、アビクリアは「皮脂腺+活動性ニキビ+予防」と棲み分けが明確です。なお当院では、BBLは千里中央花ふさ皮ふ科、M22はみのお花ふさ皮ふ科に配置しており、アクセスやご希望でお選びいただけます。

重ねがけ(コンビネーション)の考え方

4機器を症状別に組み合わせると、より立体的な治療計画が立てられます。よくある組み合わせ例は以下のとおりです。

  • 活動性ニキビ+クレーター:アビクリア(先行3回)→ダーマペン
  • 活動性ニキビ+赤み(PIE):アビクリア+BBL(千里中央)またはM22(みのお)
  • 活動性ニキビ+茶色(PIH):アビクリア+ピコトーニング
  • 予防+ニキビ跡全般:アビクリア+ダーマペン+ピコトーニング

順番の原則は「①今のニキビを止める(アビクリア)→②跡を治す(ダーマペン/ピコトーニング/BBL・M22)」です。新しいニキビが出続ける状態でクレーター治療や色素治療を行っても効率が下がるため、まずアビクリアで土台を整える方針をご提案することが多いです。

未承認医療機器に関する4点開示

アビクリアにつきましては、医療広告ガイドラインに基づき以下を明示します。

  • 国内未承認医療機器:アビクリア(AviClear・米国Cutera社製)は日本国内で薬機法上の承認を受けていない医療機器です。
  • 入手経路:当院は正規代理店を経由して輸入しています。個人輸入ではありません。
  • 国内承認機の有無:1726nm波長で皮脂腺を選択的にターゲットとする同等の国内承認医療機器は存在しません。
  • 諸外国における安全性:米国FDAで2022年に中等度〜重度の尋常性ざ瘡治療として承認され、グローバルに臨床導入されています。重大な副作用報告は限定的ですが、効果・反応には個人差があります。

自費診療と混合診療について

アビクリアは自費診療です。日本の保険制度上、同日に保険診療(ニキビの保険診察・処方など)と自費診療を混合して受けることはできません(厚生労働省の混合診療禁止ルール)。保険診療をご希望の場合は、アビクリアとは別日にご来院いただくようご案内しています。

FAQ:4機器の選び方によくあるご質問

Q1. アビクリアとダーマペン、両方やるなら順番は?

A. 原則はアビクリアが先です。活動性ニキビが落ち着いていない状態でダーマペンを行うと、施術部位に新しいニキビが発生しやすく、効率が下がります。アビクリア3回コース後にダーマペンへ移行する流れが一般的です。

Q2. ニキビ跡の赤みが目立ちます。アビクリアで治りますか?

A. 赤み(PIE)の第一選択はBBLやM22などの光治療です。アビクリアは皮脂腺と活動性ニキビが主な適応のため、赤み単独であれば光治療をご提案します。活動性ニキビと赤みが併存する場合は併用も検討します。

Q3. 茶色のニキビ跡にはどの機器が合いますか?

A. 炎症後色素沈着(PIH)にはピコトーニングが第一選択です。BBL/M22も補助的に効果を発揮しますが、色素が主体ならピコトーニングを優先します。

Q4. 全部の機器を受けないとダメですか?

A. いいえ。お悩みが「活動性ニキビと脂性肌」のみであればアビクリア単独で十分なケースも多くあります。診察で必要な機器のみをご提案します。

Q5. アビクリア当日にニキビの保険診察も受けられますか?

A. 同日の混合診療はできません。保険診療と自費診療は別日のご来院をお願いしています。順序・スケジュールはカウンセリングで調整いたします。

大阪・近畿・全国からアビクリアなら|千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科

アビクリアを導入している施設は全国でも限定的で、当院グループには近畿全域(大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀・和歌山)に加え、中国地方(島根・鳥取・広島・岡山)、四国・九州・沖縄からもご来院いただいています。

千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科は北大阪急行・大阪モノレール千里中央駅から徒歩約5分、駐車場9台を完備しています。新大阪駅・伊丹空港からのアクセスも良く、遠方からの日帰り治療にも対応しやすい立地です。BBL(Sciton社)は当院に配置しています。詳細はLP(hanafusa-hifuka-beauty.com/treatment/aviclear/)をご確認ください。

箕面方面の方は、箕面萱野駅直結・駐車場約1,800台のみのお花ふさ皮ふ科でもアビクリアおよびM22(Lumenis社)を提供しています。お住まいやご利用機器に応じて2院を使い分けていただけます。なお江坂駅前花ふさ皮ふ科はアビクリア未導入のため、千里中央またはみのおをご案内します。

アビクリアは自費診療のため、保険診療と同日に混合して受けることはできません。保険診療をご希望の場合は別日のご来院をお願いいたします。

本記事の監修・執筆

花房 崇明(はなふさ たかあき)

理事長・皮膚科専門医/千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科(みのお花ふさ皮ふ科を含む花ふさ皮ふ科グループ)

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医

医師プロフィール