クールスカルプティング(脂肪冷却・通称クルスカ)は、部位ごとに専用カップと施術時間が異なります。顎下のような小範囲から、お腹・太もも・背中まで幅広く対応できる脂肪減少治療です。なお当院(千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科)ではクルスカは提供しておらず、ご希望の方は同じ理事長が監修する姉妹院「みのお花ふさ皮ふ科」をご案内しています。本記事では部位別の適応とカップ数の目安を皮膚科専門医が解説します。

こんなお悩みはありませんか?

  • 顎下にも効く?
  • 二の腕の脂肪が落ちない
  • お腹のどこまで効く?
  • 自分の部位に合うカップ数は?

結論:部位ごとに適応カップとカップ数が決まります

クールスカルプティングELITE(米国Allergan/Zeltiq社製・厚生労働省認可済み医療機器)には、部位の形状に合わせた複数のアプリケーター(カップ)が用意されています。顎下は小型カップで1回35分程度、お腹は中〜大型カップを上下に分けて装着するなど、部位ごとに最適な組み合わせが異なります。つまみ上げられる皮下脂肪があることが基本的な適応条件です。自己判断ではなく、医師の診察でカップ数や部位の優先順位を相談することが大切です。

クールスカルプティング部位別の特徴と必要カップ数の目安

結論として、顎下は1カップ、お腹は2〜4カップ、太ももや二の腕は左右で2カップが一般的な目安です。仕上がりの希望や脂肪量により増減します。以下、部位別に解説します。

顎下(二重あご・あご下脂肪)

顎下は小型の専用カップを使用し、1回あたり約35分で施術可能です。二重あごの原因が皮下脂肪である場合に適応となります。フェイスラインのもたつきが気になる方に選ばれやすい部位です。脂肪量が少ない方は1カップ、しっかり厚みがある方は2回セットでの計画が目安です。

二の腕

二の腕は、つまみ上げられる皮下脂肪があるかどうかが適応の分かれ目です。脂肪が薄く筋肉質なタイプの方には適しません。一般的には左右で2カップ、ボリュームによって追加を検討します。ノースリーブの季節に向けて計画する方が多い部位です。

お腹(上腹部・下腹部・脇腹)

お腹は範囲が広いため、上腹部と下腹部を別カップで施術するのが一般的です。脇腹(ラブハンドル)も含めると、2〜4カップが目安となります。皮下脂肪が中心であれば適応となりますが、内臓脂肪が主体の場合は効果が出にくいため、診察で見極めが必要です。

太もも(内側・外側)

太もも内側は皮膚がやわらかく脂肪をつまみやすいため、適応範囲が広めです。太もも外側はサドルバッグ(張り出し)に対して使用され、立位での輪郭改善を狙います。左右で2カップが基本で、前面・後面を追加する場合もあります。

背中・ブラファット・バナナロール

背中の脂肪、ブラジャー上下にのる「ブラファット」、お尻の下の横ライン「バナナロール」も対応可能です。これらは小〜中型カップを使い、衣服でラインが目立つ悩みに用いられます。左右セットで2カップが目安です。

カップ数を決めるときに考えたい3つのポイント

結論として、カップ数は「脂肪の厚み」「希望する変化の大きさ」「予算と期間」の3点で決めます。少ないカップ数では変化を実感しづらいことがあり、医師との相談が重要です。

脂肪の厚みと範囲

つまみ上げて2cm以上の厚みがある部位は適応となりやすい傾向があります。範囲が広い場合は、同日に複数カップを使うか、複数回に分けるかを検討します。

希望する変化の大きさ

1カップで処理した部位は脂肪細胞数の一部が減少しますが、より大きな変化を希望する場合は2回セットでの計画が一般的です。脂肪細胞自体が減少する仕組みのため、リバウンドは比較的少ないと考えられていますが、術後の体重増加で残った脂肪細胞が大きくなる可能性はあります。

ダウンタイムと生活スケジュール

施術直後は赤み・腫れ・一時的な感覚鈍麻が出ることがあります。仕事や予定との兼ね合いで、施術日を計画的に選ぶことが大切です。

部位別の副作用・注意点

結論として、どの部位でも一般的な副作用は共通しますが、出やすさには部位差があります。一時的な感覚鈍麻はお腹や太ももで数週間続くことがあり、顎下では腫れがやや目立つ場合があります。

共通する可能性のある副作用は、赤み・腫れ・一時的な感覚鈍麻・やけど・瘢痕・水疱・色素沈着・ケロイド・紫斑・硬毛化です。また、まれにPAH(逆説的脂肪過形成:施術部位の脂肪が逆に増大する現象)が報告されており、発生率は0.05〜0.39%程度とされています。男性のお腹で報告がやや多い傾向があります。

禁忌は、妊娠中・授乳中・施術部位の皮膚炎症・施術部位のケガなどです。診察時に既往歴や服用薬を必ずお伝えください。

千里中央花ふさ皮ふ科で提供する美容皮膚科メニュー

当院ではクールスカルプティングは提供していませんが、ポテンツァやピコレーザーなど、肌質改善・引き締めに関わる美容皮膚科メニューを取り揃えています。脂肪冷却と肌治療を組み合わせたいというご相談にも、診察のうえで方針をご提案します。クルスカそのものは姉妹院みのお花ふさ皮ふ科で対応しています。

FAQ|クールスカルプティングの部位に関するよくある質問

Q1. 顎下だけでも施術できますか?

はい、顎下は単独でご相談いただけます。小型カップを使用し、1回あたり約35分で完了します。脂肪の厚みによっては2回セットでの計画をご提案する場合があります。

Q2. 二の腕の脂肪が落ちないのですが適応になりますか?

つまみ上げられる皮下脂肪があれば適応となる可能性があります。筋肉質で脂肪が薄い場合は適応外となることもあるため、診察で確認します。

Q3. お腹は何カップ必要ですか?

上腹部・下腹部・脇腹を含めて、一般的には2〜4カップが目安です。脂肪量と希望される仕上がりによって変動します。

Q4. 同日に複数部位を施術できますか?

はい、機器の同時稼働により複数部位を同日に施術可能です。カップ数によって1〜3時間程度のお時間を見込んでください。

Q5. リバウンドはしませんか?

クルスカは脂肪細胞数を減少させる仕組みのため、リバウンドは比較的少ないと考えられています。ただし術後の体重増加で残存脂肪細胞が大きくなる可能性はあり、生活習慣の維持が大切です。

大阪・北摂でクルスカを受けるなら|姉妹院みのお花ふさ皮ふ科のご案内

繰り返しになりますが、千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科ではクールスカルプティングを提供していません。ご希望の方は、同じ理事長 花房崇明(日本皮膚科学会認定皮膚科専門医)が監修する姉妹院「みのお花ふさ皮ふ科」をご案内しています。

みのお花ふさ皮ふ科では、クールスカルプティングELITE(米国Allergan/Zeltiq社製・厚生労働省認可済み医療機器)を導入し、クールスカルプティングED認定書を取得した専門看護師が施術を担当します。顎下・二の腕・お腹・太もも・背中など、本記事で紹介した全部位に対応可能です。

料金は1カップ39,600円〜(2カップ69,300円、2回セット割引あり)、診察料1,100円です。1回の施術時間はカップ数により1〜3時間が目安となります。詳細はみのお花ふさ皮ふ科公式サイトのクールスカルプティング治療ページ(https://minoh-hanafusa-hifuka.jp/coolsculpting/)をご覧ください。

所在地は大阪府箕面市西宿1丁目13番10号 みのおキューズモールEAST2-3階307区画で、北大阪急行「箕面萱野駅」直結です。千里中央エリアからは電車で数分、お車でも通いやすい立地となっています。

本記事の監修・執筆

花房 崇明(はなふさ たかあき)

理事長・皮膚科専門医/千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科(姉妹院:みのお花ふさ皮ふ科)

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医

医師プロフィール