Vビームで肌の赤みを改善する施術を受けながら脱毛を行いたいと考える人もいますよね。当記事では、Vビームと脱毛を併用する際の注意点について解説します。
Vビームと脱毛の施術間隔や受ける順番も説明するのでぜひ参考にしてください。
Vビームと脱毛は併用できるが同日施術はできない
Vビームと脱毛は併用できますが、同一部位に対して同日には行えません。同日に同一部位に対してVビームと医療脱毛や光脱毛などの照射を行うと、いずれかを照射したことで生じる肌の赤みが悪化してしまう可能性や、肌に負担をかけて炎症の原因となる場合があるからです。
【V ビームと脱毛の違い 】
| Vビーム | 脱毛 |
反応する色素 | ヘモグロビン色素(赤) | メラニン色素(黒) |
波長 | 595nm | ・アレキサンドライトレーザー:755nm ・ダイオードレーザー:810nm、940nm ・ヤグレーザー:1064nm ・光脱毛:500~1200nm |
ダウンタイム | ・赤みや腫れ:数日~1週間程度 ・紫斑(内出血):2~3週間程度 | ・赤み:1~3日程度 |
Vビームと脱毛用のレーザー医療機器や光治療機器は反応する色素や肌に届く波長が異なります。特にレーザー脱毛は毛根のメラニンに反応するとともに周囲組織を熱破壊するため、同日にVビームを照射した場合、照射後の赤みにVビームが反応してしまう可能性があります。
Vビームのダウンタイムが明けてから脱毛の照射を行う、もしくはVビームで赤みやニキビ跡を改善し、肌のコンディションを整えてから脱毛を行うことで、肌に負担をかけず、より効果的に脱毛を行うことができるでしょう。
なお、Vビームについて知りたい方は「 大阪府豊中でVビームによる赤ら顔・赤アザ治療」を確認してみてください。
Vビームと脱毛の施術間隔
Vビームと脱毛の施術間隔は、Vビーム照射のダウンタイムと毛周期に合わせて行います。肌のトラブルを防ぐためにもVビームと脱毛を併用する場合には、施術を受ける病院の医師に相談しながら治療を進めていきましょう。
【 V ビームと脱毛の施術間隔】
施術の種類 | 施術間隔 |
Vビーム | 2~4週間間隔 |
脱毛 | 6~8週間隔 |
Vビームを照射した場合、おおむね2週間から4週間程度間をあけてから脱毛もしくは2度目のVビーム照射を行うようにしたほうがよいでしょう。脱毛の施術後に赤みが出た場合は、数日から1週間ほど経過し、炎症が治まってからVビームを照射するようにしたほうがよいです。
ただし、具体的にどれくらいの間隔を空けるべきかは施術後の肌の調子など個人差がありますので、専門医と相談しながら施術を進めるようにしてください。
Vビームと脱毛の施術を受ける順番
Vビームと脱毛の施術を受ける順番は、Vビームを先に受けるようにしましょう。脱毛は炎症中の部位に施術をできないため、Vビームで先に炎症を解消することでムラなく脱毛ができるからです。
【 V ビームの施術後脱毛を行ったほうが良い理由 】
・炎症箇所には脱毛の照射を行えないため
・脱毛を先に行い赤みや炎症が生じた場合Vビームが反応してしまうため
Vビームでニキビ跡や炎症による赤みなどを改善してから脱毛を行うと色素沈着や毛嚢炎のリスクも防げます。Vビームのダウンタイムが明けてから脱毛を行い、Vビームの照射間隔と毛周期を考慮して施術を進めていくことで肌の負担を抑えられます。
なお、Vビームと脱毛の施術を受ける順番や間隔は個々の肌の状態などによって異なるため、両方の施術を希望する人は皮膚科専門医に相談してください。
まとめ
Vビームと脱毛は併用できますが、同一部位に対しては同日には行えません。同一部位に対して同日に照射すると、いずれかを照射したことで生じる肌の赤みが悪化してしまう可能性があり、肌に負担をかけたり炎症を起こしたり可能性があるからです。
Vビームと脱毛を併用する場合には、Vビーム照射のダウンタイムと毛周期に合わせた間隔での脱毛を行うようにしましょう。Vビームの照射間隔は2~4週間、脱毛の施術は6~8週間隔が目安です。また、炎症や赤みのある箇所にはレーザーや光など脱毛の照射を行えないため、肌の状態を改善するためにもVビームを先に受けるようにしましょう。
ただし、Vビームと脱毛の施術を受ける順番や間隔は個々の肌の状態などによって異なります。Vビームと脱毛の併用を希望する人は皮膚科専門医に相談してから施術を受けるようにしましょう。