Vビーム(パルス色素レーザー/PDL)を受けた後、「いつ赤みが引くのか」「紫斑はいつ消えるのか」と気になる方は多いです。結論として、軽い赤み・腫れは当日〜数日、紫斑が出た場合は1〜2週間で消退し、1ヶ月ほどで赤みの軽減を実感しやすくなります。本記事では直後から3ヶ月後までの経過を時系列で解説し、要注意サインや経過写真の見方もご紹介します。

こんなお悩みはありませんか?

  • 1週間後どんな状態?
  • 紫斑はいつ消える?
  • 経過写真と自分を比べたい
  • 経過が遅いと感じる

結論:Vビームの経過は「直後の赤み→数日の紫斑→1ヶ月で赤み軽減」が基本

Vビームの一般的な経過は、照射直後の赤み・軽い腫れから始まり、設定によっては2〜3日目に紫斑(内出血様の青紫色)がピークを迎えます。紫斑はおおむね1〜2週間で消退し、1ヶ月後には赤ら顔やニキビ跡の赤みの軽減を実感しやすくなります。次回照射は自費で1ヶ月以上、保険適用では3ヶ月間隔があけが目安です。複数回繰り返すことで、より安定した変化が期待できます。

照射直後〜当日:赤み・軽い腫れ・場合により紫斑

照射直後は、ほてりに似た赤みと軽い腫れ感が出るのが一般的です。Vbeam PrimaのDCD冷却(-26℃の冷却ガス)により、施術中の熱感はかなり軽減されますが、施術後しばらくは熱を持った感覚が残ります。

当日の生活で気をつけたいこと

  • 洗顔・メイクは当日から可能ですが、こすらず優しく行う
  • 入浴・サウナ・激しい運動・飲酒は当日避ける(赤みが強まりやすいため)
  • 保湿と日焼け止めを徹底する
  • 冷やしすぎず、ほてりが強ければ清潔なタオルで軽くクーリング

紫斑が出るケース・出ないケース

紫斑の有無はパルス幅などの設定で変わります。短いパルス幅(例:0.45〜1.5ms程度)で強めに照射すると、血管をしっかり破壊できる一方で紫斑が出やすくなります。逆に長めのパルス幅(10ms以上)で照射すると紫斑は出にくく、ダウンタイムを抑えやすい傾向があります。単純性血管腫や濃い赤あざでは紫斑が出る設定を選ぶこともあり、赤ら酒さ・ニキビ跡の赤みでは紫斑を出さない設定を選ぶことが多いです。

2〜3日目:紫斑のピーク・腫れの落ち着き

紫斑が出る設定で照射した場合、2〜3日目に紫色〜青紫色がもっとも目立ちます。腫れ自体は徐々に落ち着き、ヒリつきも軽くなる時期です。「昨日より色が濃くなった」と感じても、紫斑がピークに向かう自然な経過であることが多いため、過度に心配する必要はありません。

この時期のケアポイント

  • 紫斑部はこすらず、保湿と紫外線対策を継続
  • マスクや帽子で物理的に紫外線を防ぐ
  • かさぶたが部分的にできた場合は無理に剥がさない

1週間後:紫斑が薄くなり、メイクで隠れる程度に

1週間後には紫斑は薄い茶色〜黄色味に変化し、コンシーラーやファンデーションで十分カバーできる程度になることが多いです。赤ら顔やニキビ跡の赤みで紫斑を出さない設定の場合は、この時期にはほぼ照射前と同じ見た目になり、軽い赤み軽減を感じる方もいます。

1週間後の状態の目安

  • 紫斑:青紫から薄い黄褐色へ移行
  • 腫れ・ヒリつき:ほぼ消失
  • 洗顔・スキンケア・メイク:通常通り可能
  • 外出やお仕事:制限はほぼなし

2週間後:紫斑がほぼ消失

2週間ほど経過すると、紫斑は多くの場合ほぼ消失し、肌の色調が落ち着いてきます。この頃から「以前より赤みがおだやかになった」と感じ始める方もいます。ただし、酒さや単純性血管腫など根の深い血管病変では、1回での変化は限定的なことも多く、回数を重ねた評価が大切です。

1ヶ月後:赤み軽減の実感が出やすい時期

照射から1ヶ月ほど経つと、毛細血管拡張や赤ら顔・ニキビ跡赤み(PIE)の軽減を実感しやすくなります。Vビームは標的の異常血管を選択的に閉塞させるレーザーで、その後数週間かけて体に吸収される過程で見た目の変化が現れます。そのため、施術直後よりも1ヶ月後のほうが「赤みが落ち着いた」と感じやすいのが特徴です。

経過写真の見方のコツ

  • 同じ照明(自然光または同じ室内灯)で撮影する
  • 同じ角度・距離・表情で撮る
  • 洗顔後・ノーメイクの状態で比較する
  • 朝・晩で赤みは変動するため、できれば同じ時間帯に撮る

スマートフォンのカメラでも、条件を揃えれば十分比較可能です。1回ごとの変化は小さくても、3回・5回と重ねると「最初の写真と比べて明らかに違う」と気づきやすくなります。

2〜3ヶ月後:次回照射のタイミング

自費施術では1ヶ月以上、保険適用の単純性血管腫・苺状血管腫・毛細血管拡張症などでは原則3ヶ月間隔があけがルールです。赤ら顔や酒さ、ニキビ跡赤みの自費施術では、1〜2ヶ月ごとに数回継続することで、安定した変化が期待しやすくなります。3ヶ月時点で「あまり変化を感じない」と思う場合も、写真比較で初めて違いに気づくケースは少なくありません。

こんなときは早めに受診を|要注意サイン

Vビームは安全性の高い治療ですが、まれに以下のような反応が出る場合があります。気になる症状がある場合は、自己判断せず照射した医療機関に相談してください。

  • 強い水疱・びらん:当日〜翌日にぷくっとした水ぶくれが多発する場合
  • 強い疼痛が数日続く:通常はヒリつき程度で収まります
  • 色素沈着(PIH):照射後数週間で茶色っぽい色味が残る場合
  • 色素脱失:照射部位が周囲より白く抜けて見える場合
  • 感染兆候:膿・強い熱感・拡大する発赤

とくに紫外線を浴びた直後の照射や、自己判断での強いスクラブ・ピーリングの併用は、PIHのリスクを高めます。経過中は紫外線対策を徹底することが大切です。

「経過が遅い」と感じるときに見直したいポイント

結論として、Vビームは1回で劇的な変化が出にくい治療です。経過が遅いと感じるときは、以下を見直してみてください。

1. 写真比較ができているか

毎日鏡を見ていると、わずかな変化に気づきにくいものです。施術前と1ヶ月後の写真を並べて比較することで、初めて変化が見える場合があります。

2. 適応に合った設定か

赤ら顔・PIEは紫斑を出さない設定、濃い単純性血管腫は紫斑を出す設定など、症状によって最適な設定が異なります。経過に合わせて医師が設定を調整します。

3. 回数が足りているか

赤ら顔や毛細血管拡張症では、3〜5回の照射を経て安定した変化を実感されることが多いです。1〜2回で判断せず、写真を見ながら継続を検討しましょう。

4. 生活習慣の見直し

強い紫外線、辛い食べ物、アルコール、熱いお風呂などは赤みを誘発しやすい要素です。スキンケアと生活習慣も含めてアプローチすると、レーザーの効果を実感しやすくなります。

FAQ|Vビームの経過に関するよくある質問

Q1. 紫斑は必ず出ますか?

必ず出るわけではありません。パルス幅などの設定により、紫斑を出すか出さないかをある程度コントロールできます。赤ら顔・ニキビ跡赤みでは紫斑を出さない設定を選ぶことが多く、濃い赤あざ・単純性血管腫ではしっかり紫斑を出す設定を選ぶ場合もあります。

Q2. 仕事や学校はいつから行けますか?

当日から可能です。紫斑を出さない設定であれば、軽い赤みのみのことが多くメイクで隠せます。紫斑を出す設定では1週間程度はコンシーラーでのカバーが必要なこともあるため、ご予定に合わせて設定を相談してください。

Q3. 1回でどのくらい変化しますか?

症状や設定によります。毛細血管拡張症のように一本一本見える血管は1回でも目立ちにくくなることがありますが、酒さや単純性血管腫では複数回の照射を重ねて評価することが一般的です。

Q4. 経過中にやってはいけないことは?

当日の入浴・サウナ・激しい運動・飲酒は控えてください。経過中は強いスクラブ・ピーリングは避け、紫外線対策と保湿を徹底しましょう。かさぶたや薄皮ができた場合は無理に剥がさないことが大切です。

Q5. 次回の照射はいつ受けられますか?

自費では1ヶ月以上、保険適用では原則3ヶ月以上の間隔をあけて照射します。経過写真を確認しながら、医師が最適なタイミングをご提案します。

大阪・豊中でVビームを受けるなら|千里中央花ふさ皮ふ科

千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科では、最新のVbeam Prima(厚生労働省承認)を導入し、赤ら顔・酒さ・ニキビ跡赤み・毛細血管拡張症・単純性血管腫・老人性血管腫など、赤み系のお悩みに幅広く対応しています。15mmスポット・DCD冷却・パルス幅0.45〜40msの幅広い設定により、紫斑を出す/出さないも含めて、症状とライフスタイルに合わせた照射が可能です。

グループ3院でVビームを展開しており、千里中央院は最新のVbeam Prima、江坂駅前花ふさ皮ふ科とみのお花ふさ皮ふ科はVビームiiを導入しています。通いやすい院をお選びいただけます。

料金や保険適用範囲、施術の流れの詳細は当院LP(hanafusa-hifuka-beauty.com/treatment/vbeam/)をご覧ください。千里中央駅から徒歩5分、駐車場9台完備で、お車でもお越しいただけます。経過に不安がある方や他院で照射経験のある方も、初回カウンセリングでお気軽にご相談ください。

本記事の監修・執筆

花房 崇明(はなふさ たかあき)

理事長・皮膚科専門医/千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医

医師プロフィール