「ピコトーニングを受けたのに効果を感じなかった」「同じ名前の治療なのにクリニックで言うことが違う」——そんな疑問をお持ちではありませんか。実は『ピコトーニング』『レーザートーニング』と呼ばれる治療には、ピコ秒レーザーとナノ秒(Qスイッチ)レーザーという、作用原理の異なる機器が混在しています。結論として、両者はパルス幅と作用機序が異なり、得意な症状やリスクにも違いがあります。本記事では、ピコ秒 ナノ秒 違いを皮膚科専門医の立場から中立的に整理します。
こんなお悩みはありませんか?
- ✓『ピコトーニング』ならどこも同じ?
- ✓前のクリニックで効果がなかったが機器のせい?
- ✓予約前に確認すべきポイントを知りたい
- ✓ピコ秒とナノ秒、本当に違うの?
結論:ピコ秒レーザーとナノ秒レーザーは「作用原理」が違います
ピコ秒レーザーはパルス幅が10⁻¹²秒(1兆分の1秒)と非常に短く、光音響効果(衝撃波)でメラニンを微細に粉砕します。一方、ナノ秒(Qスイッチ)レーザーはパルス幅が10⁻⁹秒(10億分の1秒)で、光熱効果が主体となります。同じ『トーニング』という名称でも、ピコトーニングとレーザートーニングは厳密には機器が異なる治療です。熱影響の少なさや色素破壊の効率、肝斑への向き合い方に違いがあるため、機器選びは結果に影響します。
ピコトーニングとレーザートーニングの基礎
レーザートーニングとは、低出力のレーザーを顔全体に均一に照射し、メラニンを少しずつ減らしていく治療法の総称です。1990年代後半からナノ秒レーザーを用いる方法が広まり、2010年代以降にピコ秒レーザーが登場したことで「ピコトーニング」という呼称が一般化しました。
波長による違いもある
使用される波長は主に1064nm(Nd:YAG)と755nm(アレキサンドライト)です。1064nmは深部まで到達しやすく、755nmはメラニン吸収率が高い特徴があります。アレキサンドライトレーザー トーニングは、表在性の色素病変に対するアプローチに適しています。
ピコ秒とナノ秒の医学的な違い
結論からいえば、ピコ秒は「砕く」、ナノ秒は「温めて壊す」と理解するとイメージしやすいです。両者の違いを整理します。
1. 作用機序の違い
ピコレーザー Qスイッチ 違いの核心は、エネルギー伝達の仕方にあります。ピコ秒では極短時間に大きなエネルギーが集中することで、メラニン粒子が衝撃波で粉砕されます(光音響効果)。ナノ秒では熱が主役となり、周囲組織への熱拡散がやや大きくなります。
2. 熱影響と肝斑リスク
肝斑は熱刺激で悪化しやすい色素疾患として知られます。理論上、パルス幅の短いピコ秒レーザーは熱拡散が少なく、肝斑悪化のリスクを抑えやすいと考えられています。ただし、出力設定や照射回数の管理が不適切であれば、ピコ秒であっても悪化することがあります。
3. ダウンタイムと効果実感
ピコ秒は微細粉砕によりマクロファージが処理しやすいサイズの色素片を作るため、回数を重ねるごとの実感が比較的得やすいとされます。ナノ秒は歴史が長く症例実績が豊富ですが、白斑(色素脱失)リスクへの慎重な配慮が必要です。いずれも個人差があります。
4. 治療間隔と回数
ピコトーニング レーザートーニング 違いとして、推奨される治療間隔と回数にも傾向があります。一般にどちらも2〜4週間隔で5〜10回程度を目安としますが、症状や肌質によって最適な設計は異なります。
予約前に必ず確認すべき3つのポイント
結論として、「機器名」「波長」「パルス幅」の3点を事前に確認することをおすすめします。同じ『ピコトーニング』という名称でも、実際にはナノ秒機が使われているケースもあるためです。
1. 機器名(製品名)
使用される機器の正式名称を確認しましょう。クリニックの公式サイトや料金表に明記されていることが一般的です。
2. 波長
755nm、532nm、1064nmなど、波長によって得意な色素病変が異なります。ご自身の症状(肝斑・ADM・老人性色素斑など)と相性の良い波長かを確認すると安心です。
3. パルス幅
真のピコ秒(数百ピコ秒以下)か、ナノ秒(Qスイッチ)かを確認してください。これがピコ秒 ナノ秒 違いを見極める最重要ポイントです。
当院で使用するピコシュアプロについて
結論として、当院は米国Cynosure社製のピコシュアプロ(PicoSure Pro)を使用しています。755nmアレキサンドライト波長と真のピコ秒パルス幅を備えた機器で、光音響効果によりメラニンを微細に粉砕します。
未承認医療機器に関する重要事項
当院使用のピコシュアプロは、日本国内では薬機法上の承認を受けていない未承認医療機器です。医師の責任のもと、米国Cynosure社より輸入し使用しています。
同種の用途で使用可能なピコ秒レーザー機器の中には、日本国内で薬機法承認を受けているものもあります。ピコシュアプロは米国FDA認可機器であり、重大な副作用報告は限定的ですが、効果・安全性には個人差があります。施術前にメリット・デメリットを十分にご説明いたしますので、ご不明点はお気軽にご相談ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. ピコ秒とナノ秒、どちらが優れていますか?
一概に優劣をつけられるものではありません。ピコ秒 ナノ秒 違いは作用原理の違いであり、症状・肌質・目的に応じた使い分けが重要です。肝斑など熱影響を避けたい症例では、理論上ピコ秒が選択されやすい傾向にあります。
Q2. 『ピコトーニング』と書かれていればすべて同じ治療ですか?
同じとは限りません。クリニックや機器によって、使用波長・パルス幅・出力設計が異なります。予約前に機器名・波長・パルス幅をご確認いただくと安心です。
Q3. 以前ナノ秒のトーニングで効果がありませんでした。ピコトーニングで改善は期待できますか?
個人差はありますが、機器を変えることで実感が変わる方もいらっしゃいます。ただし、効果が出にくい原因は機器以外(症状の種類、回数、ホームケア等)にもあるため、まずは医師の診察で原因を整理することをおすすめします。
Q4. ピコトーニングで肝斑が悪化することはありますか?
適切な出力・間隔で施術を行えばリスクは抑えられますが、ゼロではありません。肝斑は熱刺激に弱いため、皮膚科専門医による診断と出力管理が重要です。
Q5. アレキサンドライトレーザートーニングはどんな症状に向いていますか?
755nmアレキサンドライトは表在性のシミ・くすみ・肌質改善に用いられることが多い波長です。ご自身の症状との相性は、診察で判断いたします。
大阪・豊中でピコトーニングを受けるなら|千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科
当院は大阪府豊中市新千里東町(千里中央エリア)にある皮膚科・美容皮膚科です。皮膚科専門医が一人ひとりの肌状態を診察したうえで、ピコシュアプロによるピコトーニングをご提案しています。北大阪急行・大阪モノレール「千里中央駅」からアクセスしやすく、豊中市・吹田市・箕面市など北摂エリアの方に多くご来院いただいております。
料金は全顔 初回トライアル22,000円(税込)、1回27,500円(税込)、5回コース110,000円(税込・1回あたり22,000円)、診察料1,100円(税込)です。詳細な料金体系・施術内容は当院のピコトーニング治療ページでご確認いただけます。
「ピコトーニングを受けたが効果を感じなかった」「機器の違いを理解したうえで治療を選びたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。皮膚科専門医が症状を丁寧に診察し、ピコ秒レーザーが適応かどうかを含めてご提案いたします。ピコトーニング治療ページにも詳しい情報を掲載しております。







