ピコスポットは、老人性色素斑や日光黒子など濃いシミに対し、局所的に高出力のレーザーを当てる治療です。ピコ秒という極めて短いパルスで色素を細かく砕き、周囲への熱ダメージを抑えます。当院では米国Cynosure社のピコシュアプロを用い、皮膚科専門医がシミの種類を見極めたうえで照射します。本記事では仕組みや適応、料金、注意点まで整理します。

こんなお悩みはありませんか?

  • 普通のシミ取りレーザーと何が違う?
  • 自分のシミに使える?
  • 未承認機器って大丈夫?
  • 1回で消える?

結論:ピコスポットは「濃く境界の明瞭なシミ」に向くピンポイント治療

ピコスポットは、顔や手の甲にある茶色く平らなシミに対し、1点ずつ高出力で照射する方法です。ピコ秒パルスにより色素を微細粉砕し、炎症後色素沈着(PIH)のリスクを抑えやすい点が特徴です。ただし、肝斑やADM、盛り上がった母斑、悪性が疑われる病変には適しません。まずは皮膚科専門医による鑑別が出発点になります。当院では診察料1,100円、照射は1cm 16,500円(税込)から対応します。

ピコスポットとは?基本の仕組み

ピコスポットは、ピコ秒(1兆分の1秒)単位のレーザーをシミ部分にスポット照射する治療です。短いパルスは熱ではなく衝撃波に近い作用でメラニンを砕きます。砕かれた色素はマクロファージにより排出され、徐々に薄くなります。

従来のシミ取りレーザーとの違い

従来のナノ秒レーザーは熱作用が主体で、周囲組織への負担がやや大きい傾向があります。ピコ秒は照射時間が約1000分の1で、熱拡散を抑えながら色素を細かく破砕しやすい点が違いです。結果として、かさぶたや炎症後色素沈着のコントロールがしやすいと考えられています。

当院で使用するピコシュアプロについて

当院で使用するピコシュアプロは、波長755nmのアレキサンドライト系ピコ秒レーザーです。本機器は国内では未承認医療機器であり、米国Cynosure社より医師の責任のもとで輸入し使用しています。同種のピコ秒レーザー機器では国内承認を受けているものも存在します。米国FDAの認可を受けた機器で、重大な副作用の報告は限定的とされますが、効果や反応には個人差があります。

ピコスポットの適応と適応外

結論として、平らで境界がはっきりした良性の色素病変が良い適応です。逆に、肝斑のように刺激で悪化しうるシミには不向きです。自己判断ではなく診察での鑑別が前提となります。

適応となるシミ

  • 老人性色素斑(加齢に伴う茶色いシミ)
  • 日光黒子(紫外線によるシミ)
  • ソバカス(雀卵斑)
  • 扁平で良性と確定した単純黒子の一部

適応外・慎重に判断するもの

  • 肝斑(刺激で悪化するリスク)
  • ADM(真皮メラノサイトーシス)
  • 盛り上がりのある母斑
  • 悪性が疑われる病変

シミは見た目が似ていても性質が異なります。当院ではダーモスコピー(拡大鏡)で表面構造を確認し、適応を慎重に判断します。出力を一律に当てる方法ではなく、シミごとに条件を調整することが重要です。

効果の出方と回数の目安

結論として、濃い老人性色素斑であれば1〜2回で薄くなることが多いものの、1回で必ず消えるわけではありません。照射後はうっすら赤みやかさぶたが生じ、約1〜2週間で剥がれます。その後、数週間〜数ヶ月かけて色調が落ち着きます。

1回で消えるとは限らない理由

シミの濃さや深さ、肌質には個人差があります。深い部分に色素が残るタイプでは、複数回の照射が必要になることもあります。また、照射後に一時的な炎症後色素沈着が出る場合があり、その間は経過観察が中心となります。

ダウンタイム中のケア

  • 照射部位にテープを貼り保護します
  • かさぶたは無理にはがさないようにします
  • 紫外線対策(日焼け止め・帽子)を徹底します
  • こすらず、保湿を丁寧に行います

料金と当院の進め方

結論として、当院のピコスポットは1cm 16,500円(税込)からの部位別料金です。診察料1,100円が別途必要です。シミの大きさ・数により総額が変わるため、診察時にお見積もりをお伝えします。

当日の流れ

  1. 問診・診察(皮膚科専門医による鑑別)
  2. ダーモスコピーで適応を確認
  3. 照射条件の説明と同意
  4. ピコスポット照射
  5. テープ保護とアフターケア説明

「取り放題」のように一律出力で広範囲を照射する方法は、適応外のシミに当ててしまうリスクがあります。当院では1つずつ性質を確認し、必要な箇所のみ条件を変えて照射する方針です。詳しい治療内容は/treatment/picospot/のページもご参照ください。

よくあるご質問(FAQ)

Q1. 普通のシミ取りレーザーと何が違いますか?

照射時間がピコ秒と非常に短く、熱負担を抑えつつ色素を細かく砕きやすい点が違います。炎症後色素沈着のコントロールがしやすいと考えられています。

Q2. 自分のシミに使えるか自己判断できますか?

見た目が似ていても性質が異なるため、自己判断は推奨できません。肝斑やADMのように適応外のシミもあるため、診察とダーモスコピーでの鑑別が必要です。

Q3. 未承認医療機器とのことですが安全ですか?

ピコシュアプロは国内未承認ですが、米国FDAの認可を受けた機器を米国Cynosure社から輸入し、医師の責任のもとで使用しています。重大な副作用報告は限定的ですが、効果や反応には個人差があります。

Q4. 1回で消えますか?

濃い老人性色素斑であれば1〜2回で目立たなくなることが多い一方、深さや肌質により複数回必要なこともあります。1回で必ず消えるとは限りません。

Q5. ダウンタイムはどのくらいですか?

照射部位はテープ保護が必要で、かさぶたは約1〜2週間で剥がれます。その後の色調変化が落ち着くまでに数週間〜数ヶ月かかる場合があります。

大阪・豊中でピコスポットを受けるなら|千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科

当院は大阪府豊中市新千里東町、千里中央エリアにある皮膚科・美容皮膚科です。皮膚科専門医がダーモスコピーでシミを鑑別し、ピコシュアプロによるピコスポットを行います。北大阪急行・大阪モノレール千里中央駅からアクセスしやすく、北摂エリアからのご来院に便利です。

料金は1cm 16,500円(税込)から、診察料1,100円です。シミの種類や数によって最適な進め方が異なるため、まずは診察でご相談ください。治療の詳細は/treatment/picospot/のページもご覧いただけます。

本記事の監修・執筆

花房 崇明(はなふさ たかあき)

理事長・皮膚科専門医/千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・アレルギー専門医

医師プロフィール