ニキビ跡に悩んでおり、できれば自力で改善したいと考えているメンズも少なくないですよね。当記事では、男性メンズのニキビ跡を改善する方法や、ニキビ跡が治るまでの期間、自然にカバーする方法を解説します。

 

ニキビ跡のセルフケアは、基本的に性別を問わず共通するものです。しかし、男性の肌は、女性より油分が多く水分が少ない、という特徴があり、ニキビができた際に適切なケアを行わなかった場合に、女性と比較して跡になる可能性が高くなります。

 

メンズ特有の肌質を理解したうえで、ニキビ跡を治すための適切なケアを行えるよう、参考にしてください。

 

「赤み」「色素沈着」タイプのニキビ跡は自力で治せる

「赤み」「色素沈着」タイプのニキビ跡は自力で治せます。ニキビ跡には種類があり「赤み」「色素沈着」タイプのニキビ跡は自然治癒する可能性が高いからです。

 

【ニキビ跡の種類】

ニキビ跡の種類

赤み

色素沈着

クレーター

ケロイド

状態

炎症の赤みが残っている状態

シミのように茶色や紫がかっている状態

凹みがある傷跡

盛り上がった傷跡

自力での改善

×

×

 

「赤み」タイプのニキビ跡はニキビの炎症や化膿により、皮膚の表面に傷がついた場合にできます。「色素沈着」タイプのニキビ跡は、ニキビによる炎症でダメージを受けた肌のメラノサイトが活性化し、メラニンが生成されると起こります。

 

「赤み」「色素沈着」タイプのニキビ跡はニキビの炎症が皮膚の浅い部分である「表皮」で起こった際にできるケースが多く、自然治癒する可能性が高いといえます。ニキビ跡の自然治癒にかかる期間は、ニキビ跡の数や症状などによって個人差があります。正しいセルフケアを行っていれば、数か月から半年程度で自然治癒する可能性が高いでしょう。

 

しかし、「クレーター」「ケロイド」タイプのニキビ跡は、ニキビができた際にニキビを潰すことで、炎症やダメージが皮膚の深部である「真皮層」に及んだ際にできます。真皮層は、ターンオーバーによる再生が行われないため、ダメージを受けると自然治癒が難しくなります。

 

なお、自身のニキビ跡の種類や治し方を確認したい人は「自力で治せるニキビ跡の種類と治し方を解説」を参考にしてください。

 

メンズのニキビが跡になる原因

メンズのニキビが跡になるいくつかの原因があります。男性は、女性とは異なる肌の特徴があるからです。

 

男性の肌は、女性と比較して皮脂量が多く水分が少ない傾向があるため、ニキビができる可能性も高くなります。さらに、男性は髭剃りを行うため、肌に刺激を与えることになり、ニキビができた際に炎症が起こりやすく、跡が残る可能性が高くなります。

 

さらに、正しいスキンケア方法を知らなかったり、行っていないことが原因でニキビができた際に跡が残る場合があります。

 

ニキビができても跡にならないよう、メンズ特有の肌質を理解し、正しいスキンケアを行うようにしてください。

 

メンズのニキビ跡を治すためのセルフケア方法

メンズのニキビ跡を治すためのセルフケア方法は、おもに「スキンケア」「食生活と生活習慣の改善」です。スキンケアは、適切な「洗顔」「保湿」「紫外線対策」です。

 

【メンズのニキビ跡を治すためのセルフケア方法】

  • 適切な洗顔で皮膚を清潔に保つ
  • 保湿と紫外線対策を行う
  • 食生活に気を配る
  • 生活習慣を見直す

 

これらのセルフケア方法は、いずれも肌を健やかに保つうえで必要なものです。4つのケアを生活の中に取り入れることで、ニキビそのものができにくくなったり、ニキビができた際にも跡に残りにくくなるでしょう。

 

適切な洗顔で皮膚を清潔に保つ

ニキビ跡を治すためには、適切な洗顔で皮膚を清潔に保つようにしましょう。

 

洗顔を行うことで、顔に付着した汚れや古い角質、余分な皮脂、ニキビの元になるアクネ菌を除去できるからです。さらに、古い角質が肌に蓄積した状態になると残っているとターンオーバーが正常に行われなくなるため、ニキビ跡が治りにくくなる可能性もあります。

 

洗顔を行う場合には、強くこすったりせず、洗顔料をしっかり泡立てて「泡で洗う」ことを意識してください。

 

なお、すすぎ残しや洗顔時に使用するタオルに雑菌が残っていると肌トラブルの原因となります。洗顔後はしっかりとすすぎを行い、清潔なタオルで肌をこすらないよう、肌に残った水分を抑えるにようにしましょう。

 

保湿と紫外線対策を行う

ニキビ跡を治すためには、保湿と紫外線対策を行うようにしましょう。保湿や紫外線対策を行うことで、乾燥や紫外線などの外部刺激から肌を守る「バリア機能」の低下を防ぐことができるからです。

 

男性は女性と比較して肌の水分量が半分程度で、油分は2〜3倍程度です。肌の水分量が少ないと肌のバリア機能が低下する可能性があります。肌のバリア機能が低下すると、肌トラブルが起こりやすくなり、ニキビができた際に跡になる可能性が高くなったり、ニキビ跡が治りにくくなる場合があります。

 

また、紫外線を浴びるとシミの元となるメラニン色素が生成され、活性酸素が発生します。活性酸素が発生すると、肌のバリア機能が弱まったり、コラーゲンの生成が阻害されることがあり、ニキビ跡が正常に治らない可能性が高まります。

 

肌のトラブルがない健康な状態を保つことが、ニキビ跡を治すための前提となります。そのためにも、洗顔後の化粧水や乳液の使用で保湿し、日焼け止めやサングラスを使用して紫外線対策を行うようにしましょう。

 

メンズも使用できる市販の化粧水

メンズ向けの商品や性別を問わず使用できる化粧水は複数あります。ニキビ跡をきれいに治すためにも、洗顔後には化粧水で保湿を行いましょう。

 

【メンズも使用できる市販の化粧水の例】

商品名

特徴

オードムーゲ 薬用保湿化粧水|小林製薬

  • 殺菌成分イソプロピルメチルフェノール、消炎作用のあるグリチルリチン酸二カリウム配合
  • 抗炎症成分と保湿成分配合でニキビ肌にも使用できる

オルビス ミスター エッセンスローション|ORBIS

  • 「乾燥・テカリ」「ニキビ・肌荒れ」を防ぐメンズスキンケアライン
  • 保湿成分をはじめとする美容液成分90%以上配合

毛穴撫子 男の子用 ひきしめ化粧水|石澤研究所

  • 毛穴を引き締める皮膚コンディショニング成分(ヘチマエキス/カミツレエキス)、肌の潤いとキメを整える保湿剤(ヒアルロン酸・コラーゲン・セラミド)配合
  • シェービングのアフターローションとしても使用できるべたつきのない使用感

ザ・タイムR アクア|IPSA

  • 乾燥状態に応じて水分を与え逃さないようにする独自の保湿成分
  • メラニン色素の生成を抑制する作用があるトラネキサム酸、グリチルリチン酸ジカリウム(抗炎症成分)配合

THREE バランシングステム ローション|THREE

  • 肌荒れを防ぐハーブ由来のエキス(ドクダミエキスなど)配合
  • 皮脂に弾かれず潤いが浸透する使用感

雪肌粋 化粧水 M[医薬部外品]|KOSÉ

  • 美白有効成分ビタミンC誘導体、5種のうるおい成分(和漢植物エキス、保湿型コラーゲンGLなど)配合
  • みずみずしい使用感

ダヴメン+ケア オイルリフレッシュ 化粧水|Dove

  • 保水・補給・保護のトリプルアクション保湿
  • 保湿成分ペパーミントオイル配合、さっぱりとした使用感

ニベアメン薬用センシティブローション|ニベアメン

  • うるおいを与え、カミソリ負けや乾燥などの肌トラブルを防ぐ
  • グリチルリチン酸ジカリウム(抗炎症成分)配合

敏感肌用化粧水 さっぱり|無印良品

  • 3種の植物エキス、セラミド、5種のアミノ酸配合
  • 天然由来成分100%にこだわった低刺激性の化粧水

 

メンズも使用できる化粧水は、いずれもべたつかず、みずみずしさを保ちやすい使用感が特徴です。季節や肌の状態に合わせて、化粧水のあとにジェルや乳液を使用して肌の油分と水分のバランスを整えるようにしてください。

 

なお、化粧水などの化粧品に含まれる保湿成分を確認したい人は、「ニキビ跡をきれいに治すためのケアと治療法を解説」を参考にしてください。

 

食生活に気を配る

ニキビ跡を改善するためには食生活に気を配るようにしましょう。ニキビ跡を治りやすくするためには、肌のターンオーバーを整える必要があり、肌のターンオーバーを正常に保つためには、バランスのよい食生活は欠かせないからです。

 

【ターンオーバーを正常化するための栄養素】

栄養素

特徴・効能など

食品例

タンパク質

  • 肌、毛髪、筋肉などの細胞を構成する主要成分
  • 肌の弾力を保つ

肉類、魚介類、卵類、乳製品、豆類、穀類

ビタミンA

  • コラーゲンの損傷を抑制
  • 皮膚や粘膜の健康維持

レバー、うなぎ、チーズ

ビタミンB群

  • 肌のターンオーバーを整える
  • 皮脂のコントロールに関わる

レバー、豚肉、うなぎ、卵、大豆製品、カツオ、マグロ

ビタミンC

  • 抗酸化作用
  • コラーゲンの生成

いちご、ブロッコリー、キウイフルーツ、みかん

ビタミンE

  • 抗酸化作用
  • 肌の代謝機能、バリア機能を高める

アーモンド、アボカド、オリーブオイル、かぼちゃ

亜鉛

  • 必須ミネラルの1つ
  • 新陳代謝を助け、皮膚や粘膜の健康維持

牡蠣、牛肉、豚レバー、チーズ

カリウム

  • 必須ミネラルの1つ
  • 細胞の新陳代謝、皮膚の再生を促す

刻み昆布、干しひじき、ドライアプリコット、アボカド

カルシウム

 

  • 必須ミネラルの1つ
  • ターンオーバーの正常化を促す

干しえび、干しひじき、刻み昆布、チーズ

必須脂肪酸

  • 脂質を構成する主要成分
  • 肌の乾燥を防ぐ

青魚(さんま、まさば、まあじ)、エゴマ油、肉類

 

ターンオーバーを正常化するためには「タンパク質」「ビタミンA・B群・C・E」「亜鉛・カリウム・カルシウム」「食物繊維」などの栄養素をバランスよく摂る必要があります。

 

さらに、ニキビ跡を改善したい場合には、肌の新陳代謝を促進させる作用のあるビタミンB群、メラニン生成抑制作用やコラーゲン生成促進作用があるビタミンCを意識して取るようにしましょう。

 

生活習慣を見直す

ニキビ跡を治したいと考えており、生活習慣が乱れている人は、見直すようにしましょう。生活習慣の乱れがターンオーバーの乱れを引き起こし、ニキビ跡が治りにくくなるからです。

 

生活習慣のなかでも、睡眠不足を抱えている場合は睡眠時間をしっかり取ることが重要です。睡眠不足が続くと、肌のターンオーバーを促す「成長ホルモン」の分泌量が低下してしまいます。

 

また、ストレスがあると、交感神経が緊張して血行不良となります。血行不良になると、皮膚細胞に酸素・栄養が運ばれにくくなり、肌のターンオーバーが乱れ、結果的に皮膚のバリア機能が低下することもあります。ニコチンにも血管収縮作用があるため、ニキビ跡を治したい喫煙者は、タバコも控えるようにしましょう。

 

ニキビ跡を治すためには、質の良い睡眠をとり、運動などでストレスを解消するなど生活習慣を見直すようにしてください。

 

凹凸のあるメンズのニキビ跡はクリニックで治療できる

凹凸のあるメンズのニキビ跡はクリニックで治療できます。凹凸のあるニキビ跡は「クレーター」「ケロイド」タイプである可能性が高く、自然治癒が難しいため、皮膚科専門医に相談のうえ、それぞれに適した治療を受けることで改善が期待できます。

 

凹凸のある「クレーター」「ケロイド」タイプのニキビ跡は、皮膚の深部にある「真皮層」にニキビの炎症によるダメージが及んだ結果、凹凸状の跡として残ったものです。皮膚の真皮層はターンオーバーによる再生が行われないため、自然治癒は難しくなります。

 

ニキビ跡が凹凸状の場合は、皮膚科専門医に相談しながら症状に合った治療を受けるようにしましょう。

 

クレータータイプのニキビ跡治療

クレータータイプのニキビ跡治療法にはさまざまな方法があり、クレーターのタイプによって適した治療法は異なります。クレーターは種類によって深さや形状の違いがあり、複数の種類が混在しているケースが多く見られるからです。

 

【クレータータイプのニキビ跡治療の例】

治療法

概要

レーザー治療

  • レーザーを点状に照射し、皮膚に刺激を与えて皮膚の再生を促す方法
  • クレーターの改善にはフラクショナルレーザーが適する

サブシジョン

  • 特殊な針を使用してクレーター状の肌の下にある皮膚の繊維を切り離す方法

CO2アブレージョン

  • ニキビ跡の凹み部分の表皮を除去し、創傷治癒反応によってクレーターを改善する方法
  • CO2レーザーを用いる

スキンブースター

  • 有効成分を注射器で肌に注入し、肌の状態を改善する方法
  • ヒアルロン酸やジュベルックなど

マイクロニードル

  • シート状の針で肌に穴をあけ、修復過程で肌の再生を促す方法
  • ダーマペン、ポテンツァなど

再生医療

  • 凹凸状になった肌のコラーゲンや皮膚組織の再生を促す方法
  • 自身の体から採取した脂肪や真皮線維芽細胞(肌細胞)の注入、エクソソームの浸透など

各種手術

  • クレーター部位を切除して縫い合わせたり、他の部位の皮膚などを貼り付けたり縫い付けたりする
  • 縫合、パンチ挙上術、皮膚移植など

 

ニキビ跡のクレーターは、凹みの深さや部位の面積によって種類があります。さらに、複数の種類のクレータが混在しているケースも多いため、適する治療法は症状によって異なります。

 

なお、ニキビ跡のクレーターの種類や治療法の違いを確認したい人は「ニキビ跡によるクレーターの種類や治療方法を解説」を参考にしてください。

 

ケロイドタイプのニキビ跡治療

ケロイドタイプのニキビ跡治療は、保険適用となるものもあります。基本的にニキビ跡の治療は保険適用外ですが、ケロイドは体質によるものと診断されるケースがあるからです。

 

【ケロイドタイプのニキビ跡治療法の例】

保険適用の治療法の例

保険適用外の治療法の例

<内服薬>

  • リザベン(トラニラスト)

 

<局所注射療法>

  • ケナコルト®(トリアムシノロンアセトニド)

 

<内服薬(漢方)>

  • 柴苓湯(さいれいとう)

 

<局所注射療法>

  • ボトックス

 

<レーザー治療>

  • Vビーム
  • Nd:YAGレーザー
  • フラクショナルレーザー

 

<その他>

  • ダーマペン
  • レガート

 

ケロイドには、保険適用のリザベン(トラニラスト)を服用することで症状を緩和させることができます。また、ケナコルト®(トリアムシノロンアセトニド)の局所注射療法も効果的です。

 

ケロイド状のニキビ跡には保険適用の治療と保険適用外の治療があることに注意しましょう。

 

なお、ケロイドタイプのニキビ跡の治療に関してより詳しく知りたい人は「ニキビ跡がケロイド状になる要因や治療法を解説」を確認してください。

 

ニキビ跡が改善するまでの期間は隠す方法もある

ニキビ跡のタイプを問わず、ニキビ跡が改善するまでの期間はメイクを使用して気になる箇所をカバーし、隠す方法もあります。ニキビ跡を自然にカバーしたいときには、コンシーラーやBBクリームを使うようにしましょう。

 

使用するコンシーラーやBBクリームは、「メンズの肌に向く処方」「髭の剃り跡も隠せる商品」、ジェンダーレスのものなど複数発売されているため、自分に合うものを選んでみてください。

 

【ニキビ跡をカバーするメンズコスメ】

コンシーラー

BBクリーム

MNKB 薬用 コンシーラー|MNKB(イルミルド製薬)

  • 殺菌成分、抗炎症成分、保湿成分配合
  • 世代を問わず使用できる

オルビス ミスター ベースカラー コントローラー H(ハイカバータイプ)|ORBIS

  • 自然な仕上がりとカバー力を両立
  • 2種の保湿成分配合、みずみずしくスキンケア後のようななめらかな仕上がりを実現

オルビス ミスター スポットシュート コンシーラ||ORBIS

  • 6mm口径で狙った部位に塗りやすい
  • さらさらとした感触で肌トラブルを自然にぼかしてカバーできる

NULL メンズ BBクリーム|NULL(株式会社G.Oホールディングス)

  • 伸びやすく馴染みのいいテクスチャーでメイク初心者でも使いやすい
  • 汗をかいても崩れにくい

※クレンジング不要(洗顔料で落とせる)

ターゲティッド ペンシル コンシーラー|SHISEIDO MEN

  • べたつかず軽い使い心地、長時間ラスティング効果で落ちにくい
  • 気になる肌悩みはしっかりカバーしながら自然な仕上がり

※クレンジング不要(洗顔料で落とせる)

メンズビオレ ONE BB&UVクリーム|メンズビオレ

  • ひと塗りでニキビ跡、毛穴、クマ、テカリを自然にカバー
  • SPF50+/PA++++の紫外線防止効果と保湿成分配合

※クレンジング不要(洗顔料で落とせる)

メンズアクネバリア 薬用コンシーラー|石澤研究所

  • 殺菌と抗炎症に作用する有効成分配合、ニキビ跡だけでなくニキビ肌でも使用できる

※クレンジング不要(洗顔料で落とせる)

フェイスカラークリエイター(カバー) |uno(ウーノ)

  • 凹凸補正パウダーが毛穴やニキビ跡の凹凸をカバー
  • うるおい成分、美容液配合のみずみずしい使用感

※クレンジング不要(洗顔料で落とせる)

薬用アクネコンシーラーN ミディアム|テックス-メックス

  • テカリ、べたつきを抑える皮脂吸着パウダー、保湿成分配合
  • ソフトフォーカス効果パウダー配合で肌の凹凸補正効果が期待できる

※クレンジング不要(洗顔料で落とせる)

ベジボーイ BBクリーム|石澤研究所

  • 皮脂吸着パウダー配合でテカリを防止
  • 保湿やUVカットも可能
  • 全顔使いだけでなく、部分使いも可能

※洗顔前にクレンジング(化粧落とし)推奨

 

 

ニキビ跡をカバーするメンズコスメを塗るときのコツは、コンシーラー、BBクリームいずれも「一度に多く塗らない」「ニキビ跡のある箇所と周辺を少しずつ丁寧にぼかす」ことです。

 

なお、コンシーラーやBBクリームは、皮脂と混ざると肌の負担となるため、しっかり落とすことも重要です。専用のクレンジング(メイク落とし)がない場合には、なるべくクレンジングが不要の商品や、石けんでオフできるタイプの商品を使用し、使用後はとくに丁寧に洗顔することを心がけてください。

 

まとめ

メンズの肌は「皮脂量が多く水分が少ない」という特徴があります。さらに、メンズの多くは髭剃りを行うため、その刺激によってニキビができた際に炎症が起こりやすく、跡が残る可能性が高くなります。また、正しいスキンケア方法を知らなかったり、行っていないことが原因でニキビができた際に跡が残る場合があります。

 

ニキビ跡が「赤み」「色素沈着」タイプの場合、自然治癒する可能性が高いためセルフケアで改善が可能です。正しい洗顔と保湿などの「スキンケア」、ターンオーバーを整えるための「食生活と生活習慣」を心がけるようにしましょう。

 

ただし、凹凸のある「クレーター」「ケロイド」タイプのニキビ跡は自然治癒が難しいため、クリニックで治療できます。それぞれ複数の治療法があるため、皮膚科専門医に相談しながら症状に合った治療を受けるようにしましょう。

 

なお、ニキビ跡のタイプを問わず、ニキビ跡が改善するまでの期間はメイクを使用してカバーする方法もあります。BBクリームやコンシーラーを使って「一度に多く塗らない」「ニキビ跡のある箇所と周辺を少しずつ丁寧にぼかす」ようにし、使用後は、丁寧に洗顔することを心がけてください。