アビクリア(AviClear)は、米国Cutera社が開発した1726nm波長のレーザーで、皮脂腺を選択的に温熱凝固して皮脂分泌を長期的に抑えるニキビ治療機器です。当院グループでは千里中央花ふさ皮ふ科・みのお花ふさ皮ふ科の2院で導入しており、近畿全域はもちろん中国・四国・九州・沖縄など全国からのご来院に対応しています。本記事では仕組み・効果・他治療との違い・副作用を、皮膚科専門医がわかりやすく解説します。

こんなお悩みはありませんか?

  • アビクリアってどんな治療?
  • 本当にニキビが治る?
  • 他のニキビ治療と何が違う?
  • 副作用は?

結論:アビクリアは「皮脂腺そのもの」に作用する世界初の1726nmレーザー

アビクリアは、ニキビの根本原因である皮脂腺の過剰活動に対し、1726nmという特異的な波長で選択的にエネルギーを届け、温熱凝固によって皮脂分泌を長期的にダウンさせるレーザー治療です。標準は月1回×3回コース。外用・内服・他レーザーとは作用機序が異なり、活動性ニキビ・脂性肌・ニキビ予防の3軸で第一選択となり得る治療として、2022年に米国FDA承認(中等度〜重度の尋常性ざ瘡)を取得しました。国内では未承認医療機器ですが、正規代理店経由で導入し、専門医管理下で運用しています。

アビクリアの作用機序:なぜ1726nmが皮脂腺だけに届くのか

結論として、1726nmは皮脂(脂質)に選択的に吸収されるため、皮膚表面のメラニンや水分にエネルギーを奪われずに皮脂腺へ到達できます。

従来のレーザーや光治療は、メラニン・ヘモグロビン・水分に吸収される波長が中心でした。これに対しアビクリアの1726nmは、皮脂を構成する脂質に高い吸収特性を示す一方で、メラニン・水・コラーゲンへの吸収は低いという特異性を持ちます。これにより、表皮や真皮の正常組織を傷めず、真皮深層にある皮脂腺だけを選択的に40〜60℃前後で温熱凝固することが可能です。

3段階の作用

  • 皮脂腺の縮小:温熱により皮脂腺サイズが縮小
  • 皮脂分泌の長期抑制:過剰な皮脂産生をダウンレギュレーション
  • 炎症性ニキビの鎮静:アクネ菌が増えにくい環境へ

これらは一時的な抗炎症ではなく、皮脂腺そのものの活動を抑える点が大きな特徴です。

アビクリアの効果が期待できる方

結論として、アビクリアは活動性ニキビ・皮脂腺過剰・ニキビ予防の3軸で適応となります。

  • 繰り返す思春期ニキビ・大人ニキビ
  • 抗生剤やイソトレチノイン以外の選択肢を希望する方
  • 脂性肌・テカリ・毛穴の開きが気になる方
  • 顎・フェイスライン・背中など皮脂腺の多い部位のニキビ
  • 女性ホルモン・男性ホルモン由来の皮脂亢進タイプ
  • ニキビ再発を根本から予防したい方

標準は月1回×3回で1クール。皮脂分泌の低下は施術後数か月かけて段階的に現れ、長期的な持続が期待できます。ただし効果には個人差があり、すべての方に同等の結果を保証するものではありません。

他のニキビ治療との違い:4機器の役割分担

結論として、ニキビ治療は「活動性」「跡(凹み・茶色・赤み)」で適した機器が異なります。アビクリアは活動性・皮脂腺・予防が主役で、ニキビ跡は他治療との組み合わせが基本です。

アビクリア(1726nm皮脂腺ターゲット)

活動性ニキビ・皮脂腺過剰・予防の第一選択。皮脂腺そのものを縮小します。

ダーマペン

ニキビ跡の凹み(クレーター)に対する第一選択。微細針でコラーゲン再構築を促します。

ピコトーニング

ニキビ跡の茶色(PIH/炎症後色素沈着)に対する第一選択。メラニンを分解します。

BBL/M22(光治療)

ニキビ跡の赤み(PIE)に対する第一選択で、活動性ニキビにも補完的に有効です。千里中央花ふさ皮ふ科ではBBL(Sciton社)、みのお花ふさ皮ふ科ではM22(Lumenis社)を採用しています。

重ねがけの考え方

  • 活動性ニキビ+クレーター:アビクリア+ダーマペン
  • 活動性ニキビ+赤み:アビクリア+BBLまたはM22
  • 予防+すべてのニキビ跡:アビクリア+ダーマペン+ピコトーニング

副作用・ダウンタイム:未承認医療機器としての開示

結論として、アビクリアは比較的ダウンタイムが軽い治療ですが、未承認医療機器であることを含めた事前理解が重要です。

想定される反応

  • 施術中の温感・チクチク感(冷却機構で軽減)
  • 施術直後の軽い赤み(数時間〜1日程度)
  • 稀に軽度の腫れ・乾燥
  • メイクは当日から可能なことが多い

未承認医療機器に関する4点開示

  • 国内承認状況:アビクリアは国内未承認医療機器です
  • 入手経路:米国Cutera社の正規代理店を経由して輸入しています
  • 国内承認機の有無:1726nm皮脂腺ターゲットレーザーで国内承認された同等機器は存在しません
  • 諸外国での安全性:米国FDAが2022年に中等度〜重度の尋常性ざ瘡治療として承認、グローバルに臨床導入され、重大な副作用報告は限定的ですが、効果・反応には個人差があります

施術前のカウンセリングで皮膚科専門医が適応を慎重に判断し、リスクとベネフィットを丁寧にご説明します。

自費診療と保険診療の区別:混合診療はできません

結論として、アビクリアは自費診療のため、保険診療と同日に併用することはできません

厚生労働省の混合診療禁止ルールに基づき、保険診療のニキビ診察・処方とアビクリアを同日に受けることはできません。保険診療をご希望の場合は、別日にご来院いただくよう調整しています。アビクリア当日は自費診療枠でのご案内となりますので、ご予約時にスタッフへお伝えください。

よくあるご質問(FAQ)

Q1. アビクリアは何回受ければよいですか?

標準は月1回×3回の1クールです。皮脂分泌の低下は施術後数か月かけて段階的に現れ、長期的な持続が期待されます。皮脂量が多い方は追加施術をご提案する場合があります。

Q2. 痛みはありますか?

輪ゴムで弾くような温熱感がありますが、機器内蔵の冷却機構で軽減されます。麻酔は基本的に不要で、多くの方が無理なく受けられます。

Q3. ニキビ跡(クレーター・茶色・赤み)にも効きますか?

アビクリアは活動性ニキビ・皮脂腺・予防が主役で、ニキビ跡そのものへの直接効果は限定的です。凹みはダーマペン、茶色はピコトーニング、赤みはBBL/M22との重ねがけをご提案します。

Q4. イソトレチノインや抗生剤との違いは?

内服薬は全身作用や副作用管理が必要なことがあります。アビクリアは局所的に皮脂腺へ作用するレーザーで、内服に抵抗がある方や妊娠を希望される女性にも選択肢となり得ます。

Q5. 江坂駅前花ふさ皮ふ科でも受けられますか?

江坂駅前花ふさ皮ふ科ではアビクリアは未導入です。千里中央花ふさ皮ふ科・みのお花ふさ皮ふ科のいずれかでお受けいただけます。

大阪・近畿・全国からアビクリアなら|千里中央花ふさ皮ふ科

千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科は、北大阪急行「千里中央駅」から徒歩約5分、駐車場9台を完備しています。新大阪駅・伊丹空港からのアクセスも良好で、大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀・和歌山の近畿圏はもちろん、島根・鳥取・広島・岡山などの中国地方、四国・九州・沖縄からも多数のご来院をいただいています。

当院グループでは2院でアビクリアを完備しています。

  • 千里中央花ふさ皮ふ科:千里中央駅徒歩約5分、駐車場9台、新大阪・伊丹空港アクセス良好
  • みのお花ふさ皮ふ科:箕面萱野駅直結、大型駐車場1,800台でお車来院に最適
  • 江坂駅前花ふさ皮ふ科:アビクリアは未導入です

遠方からお越しの方には、施術スケジュール(月1回×3回)に合わせた来院プランをご提案します。なお、アビクリアは自費診療のため保険診療との同日併用はできません。保険診療のニキビ診察をご希望の場合は別日のご来院をご案内します。

詳細・ご予約は当院アビクリア専用LP(hanafusa-hifuka-beauty.com/treatment/aviclear/)またはみのお花ふさ皮ふ科LP(minoh-hanafusa-hifuka.jp/aviclear/)をご確認ください。

アビクリアについて動画解説

アビクリアの仕組み・効果・他治療との違いについては、当院の動画でも詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

本記事の監修・執筆

花房 崇明(はなふさ たかあき)

理事長・皮膚科専門医/千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科(みのお花ふさ皮ふ科を含む花ふさ皮ふ科グループ)

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医

医師プロフィール