「ピコレーザーを受けたいけれど、トーニング・フラクショナル・スポットのどれを選べばいいか分からない」というご相談が増えています。結論から言えば、症状によって最適なモードは異なります。シミの濃淡、肝斑の有無、ニキビ跡や毛穴の有無で選び方が変わるため、自己判断ではなく診察での見極めが大切です。本記事では3モードの違いと症状別の使い分けを整理します。
こんなお悩みはありませんか?
- ✓どのモードを選べばいい?
- ✓全部受けたほうが効果ある?
- ✓症状別の推奨が知りたい
- ✓併用すべき症状は?
結論:ピコレーザーは「症状で選ぶ」のが正解
ピコレーザーにはピコトーニング・ピコフラクショナル・ピコスポットの3モードがあり、それぞれ得意な症状が異なります。濃いシミはスポット、肝斑や薄く広いくすみはトーニング、ニキビ跡クレーターや毛穴・ハリはフラクショナルが基本です。全部を受ければ効果が増えるわけではなく、不要なモードは肌負担になります。診察で症状を見極めたうえで、必要なモードのみ、または複数モードを同日併用するのが合理的です。
ピコレーザーとは?3モードの基礎
ピコレーザーは、レーザー照射時間をピコ秒(10⁻¹²秒)まで短縮した機器の総称です。当院では米国Cynosure社製ピコシュアプロ(PicoSure Pro)を使用し、755nmアレキサンドライト波長で施術を行います。レンズや出力設定を変えることで、以下の3モードに切り替えられます。
- ピコトーニング:拡散低出力で全顔に。肝斑・くすみ・薄いシミ向け
- ピコフラクショナル:フォーカスレンズアレイで微小な点状刺激。ニキビ跡・毛穴・ハリ向け
- ピコスポット:局所に高出力。濃い老人性色素斑・ホクロ向け
同じ機器でも、モードが変われば届く深さ・作用も変わります。だからこそ「症状に合わせた選択」が重要です。
未承認医療機器に関する明示
当院で使用するピコシュアプロは未承認医療機器です。米国Cynosure社より医師の責任のもと輸入し、診療に用いています。なお、国内には同種のピコ秒レーザー機器で薬機法上の承認を受けているものもあります。ピコシュアプロは米国FDAの認可を取得しており、諸外国での使用実績も豊富ですが、重大な副作用報告は限定的とはいえ、効果や反応には個人差があります。
症状別の選び方|あなたに合うモードはどれ?
濃い老人性色素斑・そばかすの一部 → ピコスポット
輪郭がはっきりした濃いシミには、局所高出力で集中的にメラニンを破壊するピコスポットが第一選択です。当院では1cm 16,500円から対応しています。1〜2回で薄くなることが多く、施術後はテープ保護が必要です。ピコスポットの詳細は当院のピコスポット治療ページをご覧ください。
肝斑 → ピコトーニング一択
肝斑は摩擦や強い刺激で悪化する性質があり、高出力のスポット照射は禁忌です。低出力で広く均一に当てるピコトーニングを、内服薬(トラネキサム酸など)と組み合わせて回数を重ねます。薄いシミ・全体的なくすみが混在するケースにも適しています。全顔22,000円から対応しています。
薄いシミ・くすみ・色ムラ → ピコトーニング
輪郭がぼやけた薄いシミ、頬全体のくすみ、色ムラにはピコトーニングが向きます。複数回(目安5〜10回)の継続で、トーンアップを目指します。ピコトーニングの詳細は当院のピコトーニング治療ページをご覧ください。
ニキビ跡クレーター・凹凸 → ピコフラクショナル
凹んだニキビ跡や陥凹性瘢痕には、真皮にコラーゲン産生を促すピコフラクショナルが適しています。微小な点状照射で肌のリモデリングを起こし、凹凸を緩和していきます。全顔33,000円から対応しています。
毛穴の開き・たるみ毛穴 → ピコフラクショナル(±トーニング)
毛穴の開きやハリ不足にはピコフラクショナルが基本です。毛穴の黒ずみ(メラニン由来)が併存する場合は、トーニングを併用するとトーンアップ効果も加わります。ピコフラクショナルの詳細は当院のピコフラクショナル治療ページをご覧ください。
肌質改善・ハリ感アップ → ピコフラクショナル
明確なシミや凹みはないが「肌全体の質感を底上げしたい」という方にはピコフラクショナル。コラーゲン・エラスチンへの刺激により、キメ・ハリ感を目指せます。
「全部受けたほうが効果ある?」への答え
結論として、不要なモードまで足す必要はありません。たとえば肝斑がある方にスポットを当てると悪化リスクがあり、濃いシミだけが悩みの方にフラクショナルを足しても本命の改善は早まりません。むしろ過剰刺激は炎症後色素沈着の原因にもなります。「必要なものを、必要な回数」が原則です。
複数モードの同日併用は可能?
はい、症状によっては同日に2モードを組み合わせることがあります。代表的な組み合わせは以下のとおりです。
- トーニング+フラクショナル:くすみ+毛穴/ニキビ跡/ハリ
- スポット+トーニング:濃いシミ+全体のくすみ・薄いシミ(※肝斑がないことが前提)
- スポット+フラクショナル:濃いシミ+ニキビ跡(部位を分けて)
当日の流れは、診察→洗顔→麻酔(必要時)→スポット→フラクショナル→トーニング→クーリング→アフターケアの順が一般的です。順序や出力は症状に合わせて調整します。
選び方フローチャート(簡易版)
- 濃いシミがピンポイントである → スポットを検討
- 頬の左右対称にもやっとした色素沈着がある → 肝斑の可能性、トーニング+内服
- 輪郭が曖昧な薄いシミ・全体のくすみ → トーニング
- 凹みのあるニキビ跡・毛穴の開き・ハリ不足 → フラクショナル
- 複数該当する → 診察で併用プランを相談
このフローはあくまで目安で、実際の判断は診察で行います。鏡で見えるシミの裏に肝斑が隠れていることもあるため、自己判断でスポットを希望されても変更をご提案する場合があります。
回数とダウンタイムの目安
- スポット:1〜2回、施術後はテープ保護1週間程度
- トーニング:5〜10回、ダウンタイムほぼなし、当日メイク可
- フラクショナル:3〜6回、赤み1〜3日、ザラつき数日
いずれも個人差があり、肌質や症状の重さで前後します。
FAQ|よくあるご質問
Q1. 初回でいきなり3モード全部受けられますか?
症状によっては可能ですが、肌の反応を見るため初回は1〜2モードに絞ることもあります。診察で適切なプランをご提案します。
Q2. 肝斑があるかどうか自分で分かりません。
頬骨周辺に左右対称のもやっとした色素沈着がある場合は肝斑の可能性があります。診察で見極めますので、自己判断でスポット希望と決めずにご相談ください。
Q3. ニキビ跡と毛穴、両方気になります。どのモードですか?
どちらもピコフラクショナルが中心です。毛穴の黒ずみが強い場合はトーニング併用も検討します。
Q4. モードによって痛みは違いますか?
はい。トーニングは輪ゴムで弾かれる程度、スポットは局所的にやや強い刺激、フラクショナルはチクチク感があり必要に応じて表面麻酔を使用します。
Q5. 途中でモードを切り替えることはできますか?
可能です。経過を見ながら、シミが薄くなった段階でトーニング中心に切り替える、毛穴改善が目標になればフラクショナルを追加するなど、柔軟に組み直します。
大阪・豊中で受けるなら|千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科
当院は大阪府豊中市新千里東町・千里中央エリアにあり、ピコシュアプロを用いた3モードのピコレーザー治療に対応しています。皮膚科専門医が肌診察を行い、症状に合わせて最適なモードと回数をご提案します。各モードのより詳しい内容は、ピコトーニング治療ページ・ピコフラクショナル治療ページ・ピコスポット治療ページもあわせてご覧ください。北摂エリア(豊中・吹田・箕面)からアクセスしやすい立地で、医療としての皮膚科治療と美容皮膚科を一体で提供しています。







