ピコレーザーのダウンタイムは「どのモードを使うか」で大きく変わります。結論として、ピコトーニングはほぼダウンタイムなし、ピコフラクショナルは点状の赤みが数日、ピコスポットはかさぶたが1〜2週間続きます。本記事では3モード別の経過を時系列で整理し、翌日仕事・メイク・運動の可否、イベント前のタイミングまで、大阪府豊中市・千里中央の当院が解説します。

こんなお悩みはありませんか?

  • 翌日仕事だけど大丈夫?
  • メイクはいつから?
  • かさぶたができる場合とできない場合
  • イベント前に受けても間に合う?

結論|ピコレーザーのダウンタイムはモードで全く違います

ピコレーザーは1台の機器で3モードを使い分けるレーザー治療です。当院ではピコシュアプロ(米国Cynosure社製)を使用しています。ダウンタイムの目安は、ピコトーニングが当日〜翌日にうっすら赤み程度、ピコフラクショナルが点状の赤み・軽い腫れが2〜4日、ピコスポットがかさぶた付着7〜14日です。仕事復帰やイベント前は、モード選択と来院日の逆算が重要になります。

ピコレーザーとは?3モードの基礎をおさらい

ピコレーザーは、レーザー照射時間をピコ秒(10⁻¹²秒)まで短縮した機器の総称です。当院のピコシュアプロは波長755nmのアレキサンドライトを採用し、3つのモードを使い分けます。

  • ピコトーニング:拡散低出力で広く照射。肝斑・くすみ・薄いシミ向け(全顔22,000円〜)
  • ピコフラクショナル:フォーカスレンズアレイで点状照射。ニキビ跡・毛穴・ハリ向け(全顔33,000円〜)
  • ピコスポット:局所高出力で1点集中。濃い老人性色素斑・ホクロ向け(1cm 16,500円〜)

同じ機器でも、モードごとに皮膚へ与える刺激と回復過程は明確に異なります。なお、ピコシュアプロは国内未承認医療機器で、当院では米国Cynosure社より医師の責任において個人輸入し使用しています。同種のピコ秒レーザー機器には国内承認を受けたものも存在します。本機は米国FDAの認可を受けており、重大な副作用報告は限定的ですが、効果や経過には個人差があります。

ピコトーニングのダウンタイム|ほぼなし・翌日メイクOK

結論、ピコトーニングは社会的ダウンタイムがほぼありません。拡散した低出力で照射するため、強い炎症や表皮損傷を起こさない設計です。

経過の目安

  • 直後:軽いほてり、まれに薄い赤み(数十分〜数時間で消退)
  • 翌日:通常の肌状態に戻ることが多い
  • かさぶた:原則できません(「かさぶたにならない」のがトーニングの特徴)

当日の生活

洗顔・メイクは当日から可能です。入浴・軽い運動も当日からで問題ありません。ただし照射当日は紫外線対策を徹底してください。摩擦と日焼けは炎症後色素沈着(PIH)の最大要因です。肝斑への適応がある一方、過度な出力や頻回照射はかえって肝斑を悪化させることがあるため、出力設定は慎重に行います。ピコトーニングの詳細は当院のピコトーニング治療ページをご覧ください。

ピコフラクショナルのダウンタイム|点状赤みが2〜4日

結論、ピコフラクショナルは「翌日仕事」は可能ですが、よく見ると点状の赤みがあるため、大事なイベント直前は避けるのが無難です。

経過の目安

  • 直後〜当日:照射部に細かな点状の赤み、軽い腫れ、日焼け様の熱感
  • 1〜2日目:点状赤みがピーク、ピリピリ感が残ることも
  • 3〜4日目:赤みが薄れ、ざらつきや軽い皮むけ
  • 5〜7日目:肌のトーンが整い、ツヤが出てくる

当日の生活

洗顔はこすらず当日から可能、メイクは翌日からを推奨します。サウナ・激しい運動・飲酒は赤みが強くなるため当日は控えてください。かさぶたは基本的にできませんが、出力を上げた場合や肌質によっては微細な落屑が出ることがあります。ピコフラクショナルの詳細は当院のピコフラクショナル治療ページをご覧ください。

ピコスポットのダウンタイム|かさぶた1〜2週・要計画

結論、ピコスポットは3モード中最もダウンタイムが長く、かさぶた付着期間を含めて約1〜2週間を見込みます。シミ1個を確実に取りに行く治療のため、経過の覚悟が必要です。

経過の目安

  • 直後:照射部が白くなる(瞬間的白化反応)、その後赤み
  • 1〜2日目:薄い赤茶色のかさぶた、軽い盛り上がり
  • 3〜7日目:かさぶたが定着、自然に乾燥
  • 7〜14日目:かさぶたが自然脱落、下にピンクの新しい皮膚
  • 1〜3か月:ピンク色が徐々に通常の肌色へ

かさぶた期間の注意点

絶対に無理に剥がさないでください。剥がすと色素沈着・陥凹のリスクが高まります。処方された軟膏とテープ保護を継続し、洗顔はやさしく行います。メイクはテープの上から、または脱落後から可能です。ピコスポットの詳細は当院のピコスポット治療ページをご覧ください。

ダウンタイム中のPIH(炎症後色素沈着)を防ぐコツ

結論、ダウンタイム期間中の紫外線対策と摩擦回避がPIH予防の二本柱です。特にアジア人の肌は、レーザー後に一時的な茶色いシミ(PIH)が出やすい傾向があります。

  • SPF30以上の日焼け止めを毎日塗布、こまめに塗り直す
  • クレンジング・洗顔は泡で押し洗い、タオルでこすらない
  • かゆくても掻かない、剥がさない
  • 処方薬(軟膏・内服)は指示通り使用
  • 照射後2週間は美容ピーリング・スクラブを控える

PIHが出てもほとんどは数か月で薄くなりますが、ピコトーニングや内服で介入することもあります。

イベント前にピコレーザーを受けるなら?逆算スケジュール

結論、ピコトーニングは前日でも可、ピコフラクショナルは1週間前、ピコスポットは1〜2か月前が目安です。

  • 結婚式・撮影の前日〜3日前:ピコトーニングで全体のトーンアップ
  • 1〜2週間前:ピコフラクショナルで毛穴・ハリを整える
  • 1〜2か月前:ピコスポットでシミを除去し、ピンク期を経て自然な肌色へ

逆に「明日大事な会議」という日に高出力のスポット照射を行うのは避けるべきです。診察時にイベント日を伝えていただければ、逆算してモード・出力を提案します。

よくある質問(FAQ)

Q1. ピコレーザーは翌日仕事に行けますか?

A. モード次第です。ピコトーニングは翌日通常勤務に支障ありません。ピコフラクショナルも勤務は可能ですが、近距離で点状赤みが見える場合があります。ピコスポットは患部にテープを貼った状態での出勤になります。

Q2. メイクはいつからできますか?

A. ピコトーニングは当日から、ピコフラクショナルは翌日から、ピコスポットは保護テープの上からなら当日、テープなしでは7〜14日後のかさぶた脱落以降が目安です。

Q3. なぜかさぶたができる場合とできない場合があるのですか?

A. 照射出力と作用機序の違いです。低出力で広く照射するトーニングや、点状に微細な刺激を与えるフラクショナルでは通常かさぶたはできません。高出力で1点に集中させるスポットは表皮にダメージが及ぶため、かさぶたが形成されます。

Q4. ダウンタイム中、運動や飲酒はできますか?

A. ピコトーニングは当日から軽い運動可、フラクショナルは翌日から、スポットは赤みが落ち着くまで控えめにしてください。飲酒は赤みを悪化させるため照射当日は避けるのが無難です。

Q5. かさぶたが取れた後の赤みやピンク色は消えますか?

A. はい、多くは数週間〜数か月で自然な肌色に戻ります。ただし個人差があり、PIHが出た場合は数か月かけて薄くなります。紫外線対策を継続することが何より重要です。

大阪・豊中で受けるなら|千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科

当院は大阪府豊中市新千里東町、千里中央エリアにある皮膚科専門医監修のクリニックです。ピコシュアプロを用いて、3モード(ピコトーニング/ピコフラクショナル/ピコスポット)を肌悩み・ライフスタイル・イベント日程から逆算してご提案します。「翌日仕事」「結婚式が来月」など具体的なスケジュールをお聞かせください。各モードの詳細は、当院のピコトーニング治療ページピコフラクショナル治療ページピコスポット治療ページをそれぞれご覧ください。北摂・千里中央・箕面・吹田からのアクセスも良好です。

本記事の監修・執筆

花房 崇明(はなふさ たかあき)

理事長・皮膚科専門医/千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・アレルギー専門医

医師プロフィール