「ピコフラクショナルを受けたいけれど、効果はいつから実感できるの?」「何回くらい通えばクレーターが目立たなくなる?」というご質問を多くいただきます。結論からお伝えすると、肌のハリやキメの変化は施術後2〜3ヶ月、クレーターや毛穴の改善は3〜5回以降に実感されやすい治療です。本記事では大阪・豊中千里中央の皮膚科専門医が、回数別の肌変化と効果の出方を解説します。

こんなお悩みはありませんか?

  • 1回で変化はある?
  • 何回受ければクレーターが目立たなくなる?
  • 効果なしと感じる原因
  • 効果のピークはいつ

結論|ピコフラクショナルの効果は2〜3ヶ月でピーク、3〜5回で実感が安定

ピコフラクショナルは、真皮にマイクロな刺激を与えてコラーゲン・エラスチンの再生を促す治療です。コラーゲン産生のピークは施術後およそ2〜3ヶ月とされ、1回でも肌のトーンやキメの変化を感じる方はいます。ただしクレーターや深い毛穴の改善には、3〜5回以上の積み重ねが目安です。深いアイスピック型では10回前後の継続が必要になる場合もあります。

ピコフラクショナルとは?基礎をおさらい

ピコフラクショナルは、ピコ秒レーザー「ピコシュアプロ(米国Cynosure社製・755nmアレキサンドライト)」にFOCUS Lens Arrayというレンズを装着して照射する治療です。レンズが光を微細な点に集中させ、真皮内にLIOB(光誘起バブル)と呼ばれる小さな空胞を発生させます。このマイクロ刺激が創傷治癒反応を起こし、コラーゲン・エラスチンの新生を促進。表皮を大きく傷つけないため、ダウンタイムが比較的軽いのが特徴です。

なお当院で使用するピコシュアプロは国内未承認の医療機器であり、医師の責任のもと米国Cynosure社より個人輸入して使用しています。同種のピコ秒レーザー機器には国内薬機法承認を受けているものも存在します。本機は米国FDAの認可を受けており、海外でも長く使用されていますが、効果や副作用には個人差があります。

ピコフラクショナルの効果はいつから?時期別の変化

結論として、施術直後から数日で「ツルッとした感触」を感じる方が多く、本格的な肌質変化は施術後2〜3ヶ月に表れます。これはコラーゲン・エラスチンが再構築されるまでに時間がかかるためです。

施術直後〜1週間

当日は軽い赤みやヒリつき、翌日から数日間は細かいかさつきや薄いかさぶた様の点が出ることがあります。1週間ほどで落ち着き、肌のキメが整って見えるようになります。

1ヶ月後

表面のざらつきや毛穴の入口が少しなめらかに感じられる時期です。ただしクレーターの底上げはまだ始まったばかりで、見た目の劇的変化は少なめです。

2〜3ヶ月後(効果のピーク)

真皮のコラーゲンが新生され、ハリ感・毛穴・浅いクレーターの改善が最も実感されやすい時期です。次回施術はこのタイミング前後で検討します。

回数別の肌変化|1回・3回・5回・10回

結論からいうと、毛穴やキメは3回前後、クレーターは5〜10回を目安に変化が積み上がります。1回ごとの変化は穏やかでも、繰り返すことで深部のコラーゲン層が厚みを増していくイメージです。

1回|変化は穏やか

  • キメや手触りの軽い改善
  • クレーターの大きな変化は出にくい
  • 「肌が明るく見える」と感じる方もいる

3回|毛穴・キメの改善

  • 頬の毛穴が浅くなった印象
  • 化粧ノリが安定しやすい
  • 浅いボックス型クレーターが目立ちにくく

5回|クレーターが浅く・ハリ感

  • クレーターの陰影がやわらぐ
  • 頬全体のハリ感が出やすい
  • 小じわの改善を感じる方も

10回|深いクレーターにもアプローチ

  • 深めのボックス型クレーターの底上げ
  • 長期的な肌質維持につながる
  • アイスピック型は他治療併用が望ましい場合あり

「効果なし」と感じる原因と対策

結論として、効果を感じにくい背景には回数不足・症状の種類・生活習慣の3要素が関わります。1〜2回で判断せず、コラーゲン産生のサイクルを踏まえた評価が大切です。

1. 回数が足りていない

1回で大きな変化を期待すると「効果なし」と感じやすくなります。多くの方は3回以降から実感が安定します。

2. 症状が適応の限界に近い

非常に深いアイスピック型クレーターや線維化が強い瘢痕は、ピコフラクショナル単独では改善が乏しい場合があります。CO2フラクショナル等の併用や、活動性ニキビの治療を先行する判断が必要です。

3. 紫外線対策・スキンケア不足

紫外線はコラーゲンを分解し、再生を妨げます。施術期間中は日焼け止めと保湿の徹底が効果を左右します。

4. 年齢・肌のターンオーバー

年齢が高くなるほどコラーゲン産生スピードはゆるやかになり、効果実感まで時間がかかる傾向があります。

推奨回数と治療間隔の目安

結論として、当院では1ヶ月に1回×3〜5回を1クールとし、その後の維持はおおむね2〜3ヶ月に1回をおすすめしています。クレーター治療では5回終了後に評価を行い、必要に応じて追加照射や併用治療を提案します。

  • 毛穴・肌質改善目的:3〜5回
  • クレーター改善目的:5〜10回
  • 維持目的:2〜3ヶ月に1回

当院の料金は全顔1回41,250円、3回コース110,000円(税込・診察料別)です。詳細は/treatment/picofractional/のページをご確認ください。

効果を引き出すために大切なこと

結論として、施術後の保湿・紫外線対策・生活習慣の3点が、効果実感のスピードと持続を大きく左右します。

  • SPF30以上の日焼け止めを毎日使用
  • 施術後1週間は摩擦・ピーリングを避ける
  • セラミドやヘパリン類似物質での保湿継続
  • 睡眠・栄養(タンパク質・ビタミンC)の確保

FAQ|よくあるご質問

Q1. ピコフラクショナルは1回で効果を感じますか?

キメや手触りの軽い変化を感じる方はいらっしゃいますが、毛穴やクレーターの見た目改善は3回以降が目安です。1回での劇的変化は期待しすぎないことをおすすめします。

Q2. 効果のピークはいつですか?

各施術ごとに、施術後2〜3ヶ月がコラーゲン産生のピークです。このタイミングで次回照射を行うことで、効果が積み重なりやすくなります。

Q3. クレーターを目立たなくするには何回必要ですか?

浅いボックス型クレーターは3〜5回、深めのものは5〜10回が目安です。非常に深いアイスピック型はピコフラクショナル単独では限界があり、他治療の併用を検討します。

Q4. 「効果なし」と感じた場合はどうすればよいですか?

まずは施術回数と評価時期をご確認ください。1回直後や1ヶ月時点では変化が乏しいことも多くあります。3回終了後にも改善が乏しい場合は、症状の種類や併用治療の必要性を医師と相談しましょう。

Q5. 効果はどのくらい持続しますか?

新生されたコラーゲンの効果は数ヶ月〜年単位で持続しますが、加齢や紫外線で徐々に減少します。2〜3ヶ月に1回程度の維持照射で長く保ちやすくなります。

大阪・豊中で受けるなら|千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科

当院は大阪府豊中市新千里東町・千里中央エリアに位置し、皮膚科専門医がカウンセリングから施術・アフターケアまで一貫して担当します。ピコフラクショナルは効果実感まで時間と回数を要する治療です。だからこそ、適応診断と回数設計を専門医が行うことが大切と考えています。

料金は全顔の初回トライアル33,000円、1回41,250円、3回コース110,000円(いずれも税込・別途診察料1,100円)。クレーター・毛穴・肌質でお悩みの方は、/treatment/picofractional/から詳細をご確認のうえお気軽にご相談ください。

なお繰り返しになりますが、当院で使用するピコシュアプロは国内未承認医療機器であり、医師の責任のもと米国Cynosure社から輸入しています。同種のピコ秒レーザー機器には国内承認機も存在します。米国FDA認可機器で重大な副作用報告は限定的ですが、効果・副作用には個人差があります。

本記事の監修・執筆

花房 崇明(はなふさ たかあき)

理事長・皮膚科専門医/千里中央花ふさ皮ふ科・美容皮膚科

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・アレルギー専門医

医師プロフィール