ニキビ跡に悩んでおり、改善するための施術としてケミカルピーリングを検討している人もいるでしょう。当記事では、ケミカルピーリングによるニキビ跡への効果を解説します。
ケミカルピーリングは、赤みや色素沈着タイプのニキビ跡の改善が期待できます。ケミカルピーリングによってニキビ跡の改善が見込まれる施術回数目安も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ケミカルピーリングは赤みや色素沈着タイプのニキビ跡の改善が期待できる
ケミカルピーリングは、赤みや色素沈着タイプのニキビ跡の改善が期待できます。ケミカルピーリングは、薬剤を用いて肌の表面にある古い角質層を剥がれやすくして、肌のターンオーバーを正常化したり促したりする効果があるからです。
ニキビ跡には種類があり、自然治癒が見込める「赤み」「色素沈着」と自然治癒が難しい「クレーター(凹み)」「ケロイド(盛り上がり)」に分類されます。自然治癒する可能性のあるニキビ跡の場合、ケミカルピーリングによって肌のターンオーバーを促すことで肌が元の状態に戻りやすくなることが期待できます。
なお、クレーター状のニキビ跡を改善するための治療法を確認したい人は「ニキビ跡によるクレーターの種類や治療方法を解説」を参考にしてください。
ケミカルピーリングの施術回数はニキビ跡の症状によって異なる
ケミカルピーリングのニキビ跡への施術は症状や肌の状態により施術回数が異なります。ニキビ跡がどの程度治癒段階にあるか、ニキビ跡の数、ターンオーバーがどの程度機能しているか、などは個人差があるためです。
ケミカルピーリングは、肌の状態に応じて2週間~4週間程度の間隔で施術を行い、5回~10回程度でニキビ跡の改善が期待できるでしょう。
ただし、ケミカルピーリングの効果は「ニキビの数や範囲」「ニキビによる肌のダメージ度合」「ケミカルピーリングに使用する薬剤」「薬剤の濃度」「年齢によるターンオーバーの周期」などによって異なります。複数回施術を行っても効果が見られなくとも、数ヶ月から年単位の期間をかけて根気よく継続することで改善されるケースもあります。
なお、ケミカルピーリングは、赤みや色素沈着タイプのニキビ跡の改善に向く施術ですが、日本皮膚科学会のホームページによると、ニキビの改善にも効果的であることが記載されています。ニキビ跡だけでなくニキビも改善したいかどうか、など肌の状態に応じてケミカルピーリングを取り入れることを検討してください。
ケミカルピーリングと併せて行えるニキビ跡への施術
ニキビ跡のタイプに応じたさまざまな施術があります。肌の状態や症状に応じてケミカルピーリングと組み合わせて治療を行うことでより効果が期待できる場合もあります。
【ニキビ跡のタイプ別治療例】
ニキビ跡のタイプ | 赤み | 色素沈着 | クレーター | ケロイド |
治療例 |
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たとえば、「色素沈着」タイプのニキビ跡は、ケミカルピーリングとイオン導入もしくはエレクトロポーションを併用すると、古い角質を取り除いたうえで有効成分を肌に浸透させられます。また、「赤み」「色素沈着」いずれのタイプも、ケミカルピーリングとダーマペン4を組み合わせ、ダーマペン4で肌に穴を開けてケミカルピーリングの薬剤を浸透させることで相乗効果を図ることが可能です。
なお、ニキビ跡のタイプや症状によって適する施術は異なります。より効果的にニキビ跡を改善するためにケミカルピーリングと併せて行える施術を選択したい人は、皮膚科専門医に相談してください。
まとめ
ニキビ跡は、自然治癒が見込める「赤み」「色素沈着」と自然治癒が難しい「クレーター」「ケロイド」に分類されます。ケミカルピーリングは、「赤み」「色素沈着」タイプのニキビ跡の改善が期待できます。
ケミカルピーリングは、薬剤を用いて肌の表面にある古い角質層を剥がれやすくして、肌のターンオーバーを正常化したり促したりする効果があるからです。自然治癒が見込めるタイプのニキビ跡にケミカルピーリングの施術を行うことによって、ニキビ跡の治癒が促される効果が期待できます。
ケミカルピーリングのニキビ跡への施術は症状や肌の状態により施術回数が異なりますが、2週間~4週間程度の間隔で、5回~10回程度施術を受けることで、ニキビ跡の改善が期待できます。
なお、ニキビ跡のタイプに応じたさまざまな施術があります。肌の状態や症状に応じてケミカルピーリングと組み合わせて治療を行うことでより効果が期待できる場合もあるため、効果的にニキビ跡を改善したい人は、皮膚科専門医に相談してください。